後方へのステップ着地後に不安定性を認める高齢者の身体動揺と関節モーメント特性
第33回バイオメカニズム学会
本研究では、ステッピング反応における身体重心動揺と関節モーメントから後方へのステップ着地時に不安定性を呈する高齢者の特性を明らかにした。健常高齢者19 名を対象とし、外乱負荷時の反応から2群に選別した。動作解析装置と床反力計を用いて、身体重心動揺と関節モーメントを計測し比較した。結果、multi step 群では着地時に発揮する足関節底屈・外がえしモーメントが有意に低値を示し、左右方向への身体重心動揺は高値を示した。