神経筋電気刺激による深部温度とパルス幅に関する研究
第48回日本理学療法学術大会
本報告では、神経筋電気刺激による熱発生が筋疲労を誘発するものと仮定し、深部温度と刺激幅の変化から筋疲労の原因を解明することを目的とした。対象は健常成人13名。神経筋電気刺激によって刺激電極間筋腹中央の深部温度の上昇がみられ、筋収縮に伴って筋線維束、特に運動点に電流密度が増大することが考えられた。また神経筋電気刺激による磁界が筋細胞膜内外のNaイオンとKイオンの濃度を変化させる要因も組織学的に考えられた。