転子果長測定における大転子基準点‐理学療法士間の相違‐
第49回日本理学療法学術大会
本研究は、理学療法士が転子果長測定時の大転子基準点をどの部位に定めているかを検証することを目的とした。対象は理学療法士33名。結果、マーカー座標の施設差や臨床経験年数との相関が認められず、基準点のばらつきの要因は不明であった。他の要因として出身養成校の違いや担当患者層の違いなどが考えられる。大転子の広範囲に基準点が存在したことから、あるPTが測定した転子果長データを他のPTが参照しづらいことが示唆された。