地域在住高齢者における脊柱可動性と動的バランス能力との関係
第52回日本リハビリテーション医学会学術集会
本研究の目的は、高齢者の脊柱可動性と動的バランス能力との関係を明らかにすることである。対象は高齢者33名。Functional Reach Testを目的変数とした回帰分析において、脊柱回旋角度で有意な回帰式が得られ、2stepを目的変数とした回帰分析において、脊柱全体の伸展角度で有意な回帰式が得られた。本研究の結果から、脊柱回旋可動域は前方・側方向への重心移動範囲に関与し、脊柱全体の伸展可動域は2step値と関連していることが明らかになった。