ロコモティブシンドロームへの理学療法効果の基礎研究-運動単位のデコンポジション解析より-
第50回日本理学療法学術大会
本研究は下肢筋力が運動器症候群の予防に関連することを踏まえて、運動介入によって高齢者の不規則な運動単位の動員がタイプⅡからタイプⅠ筋線維への筋収縮メカニズムにつながるとの仮説を立て、動員の出現様式を分析することを目的とした基礎研究である。運動時における運動単位の絶対数は若年者群よりも少なく、その分の筋力低下があったとしても筋収縮メカニズム自体に違いはないものと考えられた。