身体分節別の重心加速度からみたバランスマット上での立位安定性の加齢変化
日本人間工学会第55回大会
本研究の目的は、高齢者における矢状面上の脊柱の柔軟性と動的バランステストとの関係を明らかにすることである。対象は健常高齢者22名。脊柱の柔軟性には脊柱計測分析器を用いて、脊柱全体の前傾・後傾の可動域を計測した。動的バランスはFunctional Reach、Timed Up and Go test、および10m最大歩行速度を計測した。単回帰分析の結果、動的バランスでは前方柔軟性で、歩行速度では後方柔軟性で有意な回帰式を得た。