脊椎可動域とバランス能力からみる地域在住高齢者への6ヵ月間の運動介入効果
第2回日本地域理学療法学会学術集会
本研究では地域在住の健常高齢者に対し、脊椎可動性の増大およびバランス能力の向上を目的とした6か月間の運動介入を行い、その効果を検証した。女性高齢者を対象とし、運動介入群23名とコントロール群9名に分けた。本研究の結果、胸椎の屈曲可動域において6ヵ月間の介入効果が認められた。矢状面上における胸椎の運動は可動域が小さく高齢者にはイメージしにくいことが考えられ、専門職による介入効果が高くなることが示唆された。