高齢者の片脚立位時における身体各体節の質量中心動揺と骨盤・脊柱アライメントとの関連性
日本人間工学会第60回大会
本研究では、高齢者における片脚立位時の身体体節ごとの質量中心動揺と骨盤・脊柱のアライメントとの関連性を明らかにした。対象は高齢群17名と若年群16名とした。片脚立位時の質量中心動揺の計測には3次元動作解析装置を用い、骨盤・脊柱アライメントの計測には脊柱計測分析器(スパイナルマウス)を用いた。結果、高齢者では頭部・骨盤部および全身の質量中心動揺量と胸椎後彎・骨盤後傾角度との間に有意な正の相関関係を認めた。