大腿骨頸部骨折を受傷した進行癌患者に対し、理学療法実施後に原疾患治療の再開が可能となった1例
第23回日本骨粗鬆症学会
本研究では、大腿骨頸部骨折を受傷した進行癌患者に対し、適切な手術療法の選択と、活動量を重視した理学療法を行い、原疾患治療の再開に繋がった症例について報告した。症例は57歳女性。本症例の理学療法を通じて、担癌患者の活動量および日常生活動作の向上のためには、多面的要因に配慮しながら理学療法を展開する必要があることが示唆された。