外乱負荷時のクロスオーバーステップにおける股関節パワーとステップ長との関連性
第26回日本基礎理学療法学会学術大会
本研究では、健常高齢者12名、若年者12名を対象とし、電磁石制御式の外乱負荷装置を用いて、側方への外乱負荷応答時に出現するクロスオーバーステップ時の股関節パワーとステップ長との関連性を明らかにした。ステップ動作の計測には、三次元動作解析装置と床反力計を用いて、支持脚股関節の関節パワーおよびステップの距離を計測した。結果、支持脚股関節が前額面上で発揮するパワーは高齢群で有意に低下しており、股関節パワーとステップ長との関連性は、高齢群と若年群で異なることが明らかとなった。