健常成人14名を対象に漸増運動負荷試験を無作為にて固定型呼気ガス分析器(AE-300S) で1回,携帯型呼気ガス分析器(AT-1100)で2回の計3回実施。呼気ガスデータ(VE、VO2、VCO2)を相関係数(ICC)とBland-Altman 法を用いて比較.信頼性の検討で各パラメータのICCは,0.83~0.97と高かった。測定値は固定器に比べ携帯器で低くBland-Altman解析で測定誤差がみられた。再現性の検討では各パラメータともにICCが0.97以上でBland-Altman解析でもAT-1100の2回の測定誤差はみられなかった。携帯型呼気ガス分析器は再現性が高いが,異なる呼気ガス分析器間でのデータの互換には注意が必要であることが示唆された。