Conference

Basic information

Name Kakegawa Tomohito
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Title

「城西国際大学 大多喜薬草園」におけるセルフメディケーション活動 

Author

 

Journal

第11回日本セルフメディケーション学会(東京紀尾井町キャンパス)

Publication Date

2013/10/05

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International Collaboration

 

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Summary

■はじめに
  学校法人城西大学 城西国際大学薬草園は、一般来園者の見学、本学「薬学部」等の見学授業など大学学生を対象とした教育・研究活動に利用されるほか、「城西国際大学公開講座」などの各種催しを実施している(1)。今回は、一般来園者、地域の方々への薬用植物、医薬品、食用植物に関する様々な情報提供活動について紹介したい。
■見学案内による一般来園者への薬用植物・医薬品情報の提供活動
  年間1万人以上の来園者があり、団体見学者には可能な限り見学案内を行なっている。特に高齢な方々のグループ見学者が多く、各種健康相談、薬に関する様々な質問、薬用植物の栽培法、利用法等に関する多くの情報提供依頼を受け、園職員、担当教員で対応するほか、卒業研究やゼミ活動中のなど薬学部学生もこれらの対応にあたっている。
■ 地元の飲食店経営者、小学・中学・高校生へのセミナー、勉強会
  大多喜町で飲食店を経営する方々を対象にセミナーを定期的に開催し、食用になる植物素材や地域活性化の方策に関する勉強会を行なった。地元産の野菜などに関する栄養学、薬学的な知識の普及につながった。また、飲食店で提供されるメニューに関するコメントを試験的に作成し店内に掲示し、消費者への利便をはかる試みも行なっている。
  また、近隣の初等教育の生徒を対象とした見学会、高等学校の生徒向けには、文部科学省・理科教育推進事業「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)」を通じた高大連携教育を実施し、医薬品や薬用植物に関する導入教育を行なった。
■ カレンダー、写真集などの広報資材による普及活動
  広報活動の一環として薬草園パンフレットを配布してきたほか、薬草園カレンダーや写真集の作成してきた。また、専門誌への投稿(2)や地元テレビ局による取材・出演を通じて来園者の誘導を図ってきた。今後もこれらの活動を継続し、有用植物や有毒植物に関する情報を提供していく予定である。
■おわりに:薬用植物、医薬品、食の情報発信地としての薬草園
  本園は、見本園として教育拠点の機能を果たすばかりではなく、地域への情報発信地として、積極的に薬用植物や医薬品、食として用いられる植物素材に関するキュレーションを行ない情報提供を行なうことで、食生活改善や健康指導の役割を果たしている。これら一連の活動も広い意味でのセルフメディケーション推進活動と言えよう。

(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)

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