Pibutidine Hydro- chloride, 3-amino-4- [[(Z)-4-[[4-(piperidinomethyl)-2-pyridyl] oxy]-2-butenyl]amino]-3-cyclobutene-1,2- dione monohydro- chloride (IT-066) の体内動態(第6報):シクロブテン環14C標識体のラットにおける吸収、分布および排泄.
新井正行,長瀬靖子,佐々木毅典,太田勝次,秋元雅之,樋口昭平
塩酸ピブチジンのシクロブテン環14C-標識化合物(標識位置を変更)をラットに投与後の吸収・分布・排泄について検討した。シクロブテン環標識体の血液中放射能濃度推移はピペリジン環に比べて緩慢であったが、分布傾向はほぼ同様であった。静脈内および経口投与後の尿糞中排泄率はそれぞれ93.8%および89.8%であり、いずれの経路においても約10%の呼気中排泄が認められた。
『薬理と治療 』
27巻
4号