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Basic information

Name Hayashi Chiga
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code
researchmap agency

Title

おもてなしの日本語」に関する理論構築と実態調査 −データ収集と分析方法の検討−

Sole or Joint

単独

From Date

2019/01

To Date

 

Summary

城西国際大学
学長所管(代表) 研究費研究奨励金 採択  報告書 
 本研究は、日本語を用いて就労する際に身に付けておくべき、ことばのマナー、気遣いや心配りなど“心が伝わる日本語表現”の学びを支援するための教育方法を提案し、教材を完成し、最終的には実践研究を行うことを目指す(本年度の科研費申請内容)。その前段階として、今年度は、関連する日本語使用(職種 上、典型的に、気遣いや心配りが具現される談話)の実態調査を行い、そのデータを語用理論によって言語分析することであり、それが本研究の出発点となった。
具体的には、(i)接客などの待遇ビジネスに従事する日本人スタッフ(経験者を含む)に「客の要望に対してどのように応対するか」という問いに対するスタッフのビリーフ調査、さらには、実際にロールプレーで談話を抽出することを通して、彼らが“ことば化”した「気遣いや心配り」、「臨機応変な応対」、「察する心」などを抽出すること。さらには、(ii)その談話データについて、「発話行為を分析する際の単位」である「意味公式」で捉え、ラベル化し、その結果と検討を学会発表、論文執筆を行うことであった。また、関連性理論では心の理論というモジュールの一部をなすサブ・モジュールだと認識されている(今井・西山2012)。意図明示的に何かを伝えようとするときに語用論的操作が機能していると仮定される。 また、本研究は科研費につなげるための基礎研究として捉えている。

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