持続的ストレッチ手技(SS)やホールドリラックス手技(HR),中間域での静止性収縮促通手技(SCF)によるハムストリングスの伸展性の改善効果を検証した。対象は,健常人60名.SS群,HR(伸展・外転・内旋; D1)群,HR(伸展・内転・外旋; D2)群,SCF(D1)群,SCF(D2)群の5群に配置し,各手技の前後の膝関節伸展AROMの改善率を算出して,それらの平均値を比較した。SS手技群とSCF手技(D2)群間において有意差を認め(p<.05)、HRよりもSCF手技(D2)がハムストリングスの伸展性を改善することが示唆された。
PP.28~35