しゃがみ込み動作における予測的姿勢調節の分類と膝痛発症との関連　足圧中心前後移動による検討

第33回関東甲信越ブロック理学療法士学会　千葉

著者：栗原靖，山田翔太，伊藤厚史，高橋哲二
整形外科的膝疾患者を対象に，重心動揺計を用いてしゃがみ込み動作開始前の足圧中心（COP）前後移動を計測し，膝痛発症との関係を検証した．しゃがみ込み動作開始前に生じるCOP前後移動は，COPが主運動方向と逆へ移動し，その後主運動方向へ移動する群（反対群），COPが動作開始前から主運動方向へ移動する群（同側群）に分類された．膝痛発現者は，同側群のパターンが多く，しゃがみ込み動作開始前に生じるCOP前後位置の調整が，動作中の膝関節力学的負荷に影響を与える可能性が示唆された．　
共同研究のため，分担困難