Academic Thesis

Basic information

Name Satoko Iga
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code
researchmap agency

Title

地域で生活する精神障害者の「法外施設」小規模作業所の可能性 ―小規模作業所運営者からの語りから―

Bibliography Type

Joint Author

Author

 

OwnerRoles

 

Summary

本研究では、「法内施設」の就労支援が拡大する中、「法外施設」となった作業所を継続してきた運営者の語りから、作業所が存続し続けるために、運営者が運営にあたりどのような経験をしてきたのかを明らかにし、作業所の今後の存続の可能性と、昨今における精神障がい者にとっての作業所の存在意義を探索した。
作業所運営者の経験の語りを研究データとし、質的記述的研究法で分析した結果、運営者の経験として、【こころのケアを包含した生きるためのケアの提供】、【居場所の提供】、【作業所運営の継続による変化】、【運営上の困難とその対処】、【作業所存続へのこころの揺らぎ】、【作業所の良さを取り入れた新たな支援の必要性】の6カテゴリが生成された。
本研究によって、作業所は、利用者の症状に合わせた作業提供の他、利用者や家族へこころのケアを行っており、彼らが安心して社会と繋がれる場であることが明らかとなった。また、利用者は作業所に通うことで、「病気に前向きになった」「生き生きした姿になった」「自分の存在意義を感じ会話が増加した」等のプラスの変化がある一方、作業所の経済的困難や、法内施設への移行が困難である現状が明らかとなった。
これらから、精神障がい者を地域での生活を支えるため、作業所の良さを残した、新支援体制の構築の必要性が示唆された。

研究代表者:伊賀聡子、研究分担者:井上映子、森山拓也、島村龍治

Magazine(name)

城西国際大学紀要 第30巻 第8号 

Publisher

 

Volume

 

Number Of Pages

 

StartingPage

 

EndingPage

 

Date of Issue

2022/03

Referee

 

Invited

 

Language

 

Thesis Type

 

International Journal

 

International Collaboration

 

ISSN

 

eISSN

 

DOI

 

NAID

 

Cinii Books Id

 

PMID

 

PMCID

 

URL

Format

 

Download

 

J-GLOBAL ID

 

arXiv ID

 

ORCID Put Code

 

DBLP ID

 

Subject1

 

Subject2

 

Subject3

 

Major Achivement