ルート(Elihu Root)のモンロー・ドクトリン論――覇権と統合の論理
三島 武之介
関西アメリカ史研究会第62回年次大会
関西アメリカ史研究会
同志社大学
地域大国たる米国が中南米諸国にいかに干渉したかに注目する先行研究に対し、大国政治に参入した米国が米州秩序を大西洋間関係の中にどう位置づけようとしたかに着目し、ローズヴェルト系論の執筆者で善隣外交の先駆者とされるルート(Elihu Root)の中南米外交を再検討した。それにより、米国の中南米外交は地域覇権から地域統合に目標を転じていったとする通説に対し、そもそも両者を同時に追求していたと反論した。