創傷治癒反応初期の翻訳および転写過程が治癒に与える影響を検討した。CHXまたはAct Dをパルス添加し、治癒に与える影響を検討した。さらに上清を採取しGelatin ZymographyによってMMP活性の変化を調べた。 受傷後0-20分、40-60分のCHX処理、40-60分のAct D処理によって治癒の遅延が見られた。このことから,受傷後20分以内に翻訳誘導を受ける治癒関連遺伝子の発現が、受傷シグナルにより応答していることが推察された。受傷後0-20分、40-60分のCHX処理によってMMPsの減少が認められ,受傷初期の翻訳過程はMMPが関与する細胞遊走に重要であることが示唆された.
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)