講演・口頭発表等[R]

基本情報

氏名 懸川 友人
氏名(カナ) カケガワ トモヒト
氏名(英語) Kakegawa Tomohito
所属 薬学部 医療薬学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

伊豆縮砂成分Alpinone 3-Acetateによるolfactory receptor遺伝子の発現調節 

講演者

 

会議名

日本薬学会138年会(金沢)

発表年月日

2018/03/26

開催年月日(From)

 

開催年月日(To)

 

招待の有無

 

記述言語

 

国名

 

会議区分

 

国際共著

 

会議種別

 

主催者

 

開催地

 

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概要

【目的】伊豆縮砂(Alpinia japonica)に含まれる抗炎症作用を示すAlpinone 3-Acetate(A3A)の翻訳レベルでの遺伝子発現調節を、遺伝子の網羅的解析により明らかにし報告した。本研究では、嗅覚の分子受容体olfactory receptors(OR)が、微小環境の変化として細胞外の分子を認識するとの仮説に基づき、この遺伝子に関する翻訳発現調節の機構を検討した。
【方法】TPA誘導THP-1マクロファージ細胞(THP-M)及びヒトケラチノサイト細胞(HaCaT)をA3Aまたは溶媒処理し、①低塩濃度(Free polysomes)、②高塩濃度(Cytoskeleton bound polysomes)、及び③ ②に2% NP40と1%DOCを添加した条件(Membrane bound polysomes)でmRNAを抽出しDNAマイクロアレイ法で解析した。A3A処理により両細胞で発現が確認されたOR mRNAsを、RT-RT-PCR法によりに解析した。
【結果】RT-RT-PCR解析の結果、A3A処理により両細胞とも①及び③の試料ではORs 2A4 のmRNAは溶媒対照に比べ有意に増加したが、②の試料では有意に低下することが明らかになった。OR 2B6 mRNAは、THP-Mの③の試料において溶媒対照比べ有意に増加した。他のOR遺伝子は、PCR条件下での発現または発現量に有意な差が認められなかった。
【考察】③の試料((Membrane bound polysomes)のOR mRNAが増加したころから、A3AによりOR mRNAsが粗面小胞体膜へと移動する機構の存在が示唆された。

26PA-am188

主要業績フラグ