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基本情報
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| 氏名 | 懸川 友人 |
| 氏名(カナ) | カケガワ トモヒト |
| 氏名(英語) | Kakegawa Tomohito |
| 所属 | 薬学部 医療薬学科 |
| 職名 | 教授 |
| researchmap研究者コード | |
| researchmap機関 |
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NhaAはアルカリpHで発現すると報告されている。その結果と相反して、nhaA-lacZ融合遺伝子の発現は、pH5からpH9までの広い範囲での培養条件で、MC4100由来大腸菌株において非常に低かった。nhaBを欠損させたとき、融合遺伝子はpH8以下で発現した。一方、chaAを欠損させたときは、発現が広いアルカリpH範囲で観察された。内部ナトリウムイオンレベルは、nhaAが欠損し、さらにnhaBおよびchaAの欠損している株で低pHと高pHのときそれぞれ増加が見られた。これらの結果は、内部ナトリウムイオンの低いレベルがNhaBとChaAによって維持されない場合に限り、nhaAが誘導されることを示唆した。従来の研究で使用された株はChaA活性が低かったと考えられた。
vol. 1506 pp212~217(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)