城西国際大学公開講座(香取) 中世文化の中の「香取」-文学の方面から―
「香取/かとり」の地名は、文学的資料では古く『萬葉集』に見られる。しかし、それが下総の香取を指すか否かは明らかではない。古代から中世までの和歌において、「香取」がどのように読まれてきたかを通して、藤原為家とその次の世代において実地として意識されていく過程をたどった。