ウレタン麻酔下ラットにおけるワサビ辛味成分アリルイソチオシアネートによる胃粘膜微小炎症の惹起 ―TRPA1チャネル、一酸化窒素、および、プロスタグランジンの関与―
第44回日本潰瘍学会(旭川グランドホテル、2016.9.2-3)
[概要] AITCはラット胃粘膜において血流増大と血管透過性の亢進を誘起し、胃粘膜微小炎症を惹起することが判明した。このうち胃血流増大はTRPA1を介し、カプサイシン感受性知覚神経や内因性PGsも関与していると考えられた。血管透過性の亢進は、内因性PGsによって増強され内因性NOで抑制されると示唆された。〇田嶋公人、松本建次郎、堀江俊治)(口頭発表)