自然資源管理における各主体間の合意形成と制度に関する一考察:日本の知床世界自然遺産地域を事例として
岩本英和
知床の自然資源管理の各ステークホルダーの合意形成に焦点をあて、どのように各ステークホルダーが合意形成を行っているのかを考察した。知床で定期的に実施されている多くの連絡会議や会議は、多種多様な政策決定を行う場となっている。しかし、これらの会議は、それぞれのトピックが関連し合うため、より効果的な合意形成を図るには、協議会や連絡会議のコンパクト化が必要であると提案した。
『地球システム・倫理学会論集』, 5, 27-42.