講演・口頭発表等[R]

基本情報

氏名 中川 正臣
氏名(カナ) ナカガワ マサオミ
氏名(英語) Nakagawa Masaomi
所属 国際人文学部 国際文化学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

インクルーシブな言語学習環境をめざして言語学習者とともに行う研究のあり方を考える 言語学習者のナラティブをどのように分析し、どのように活かすか

講演者

 

会議名

言語文化教育研究学会 第8回年次大会 オンライン開催

発表年月日

2022/03/06

開催年月日(From)

 

開催年月日(To)

 

招待の有無

 

記述言語

 

国名

 

会議区分

 

国際共著

 

会議種別

 

主催者

 

開催地

 

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形式

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概要

発表者らは現在、「言語教育におけるインクルージョンを実現するための当事者駆動型言語学習環境設計」をテーマとする共同研究を行っている。本研究の目的は、多様な特性をもつ言語学習者の多様なコミュニケーションのあり方にもとづき、インクルーシブな言語学習環境を設計していくことである。本研究において「当事者」とは「ある問題やニーズを抱えた当の本人」である。発表者らは、言語教育の実践者/研究者である発表者らも、問題やニーズを抱えた言語学習者も共に、言語教育環境設計の「当事者」であると位置づけたうえで、言語学習者と共に研究を進めている。 

本研究を遂行する過程で発表者らは、言語学習者が抱える問題やニーズは、当該の言語学習者個人に宿るのではなく、当人が置かれている文脈や状況との関係性により立ち現れる可変的な現象であると捉えるに至った。こうした現象としての言語学習者の問題やニーズは、当人の語り(ナラティブ)による言語化をとおして可視化される。

本フォーラムでは、本研究の経緯や過程を紹介したうえで、言語教育環境設計の「当事者」によって進められる、インクルーシブな言語学習環境設計の研究のあり方を考える。具体的には、言語学習者にとっての言語学習の多様な世界を描き出したうえで、それらをどのようにニーズや課題の分析に活かすかに関し、具体的事例をもとに考える。更に、言語学習者から得られたナラティブをどのように分析して、インクルーシブな言語学習環境の設計に活かすかに関しても、参加者と議論し、考えていきたい。
共同発表者:池谷尚美・古屋憲章・山崎直樹・植村麻紀子

主要業績フラグ