小谷賢編著『世界のインテリジェンス――21世紀の情報戦争を読む』
三島武之介
第一線の日本人研究者たちによる主要国のインテリジェンス体制の歴史と現状についての概説書を紹介した。依拠すべき史料の少ない中国が含まれていないのは残念だが、用語集・組織図・歴代長官一覧・参考文献を付し、各国情報機関の設立経緯・根拠法・人員数・予算配分・関連部局とその活動内容、報告対象を網羅した上で、各国のインテリジェンス体制のあり方を政治文化にまで踏み込んで論じた和書は他に類をみないと評価した。
『年報戦略研究』
6