大国化するアメリカの覇権と統合の追求――1906年の「ルート・ドクトリン」を問い直す
三島 武之介
ルート(Elihu Root)を世界秩序の形成主体としての米国の役割を先覚した外交指導者と位置付け、欧州列強の勢力圏競争が米州に波及した際いかに対処したかを再検討した。ルートは、米国の地域覇権を列強の武力干渉が原則不要となるよう設定し、かつ、米州の地域統合を欧州との相互依存が深まるよう推進することにより、欧州に法の支配と民主的統制に基づく統治を例示し、紛争の平和的解決を制度化しようとしたと論じた。
城西国際大学紀要
城西国際大学
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