セオドア・ローズヴェルトの「アジア・モンロー主義」――中国「近代化」をめぐる日米関係
三島 武之介
ローズヴェルト(Theodore Roosevelt)は、日露戦争を門戸開放の国際合意に違反したロシアへの制裁と解釈し、戦後の日本が中国でモンロー・ドクトリンを執行し「近代化」を推進するのを期待した。だが、西海岸の排日運動に日米海軍間の「文明の衝突」を予感したローズヴェルトは、日米協調を続けて東アジア国際秩序を安定させ、米国のソフトパワーの影響下で中国が「近代化」主体となるのを待つ方針に転換した。
『城西国際大学紀要』
28
2