1912年アメリカ合衆国大統領選挙における革新主義者たち――「中道政治」による「リベラリズム」の模索(1)
ローズヴェルト(Theodore Roosevelt)の「中道政治」は、ルート(Elihu Root)ら穏健派に社会改良を求める急進派とそれに抗する主流派との対立を調整させることで機能していた。タフト(William H. Taft)が関税法改正のため主流派に依存すると、ローズヴェルトは直接民主制度の導入を提唱し急進派についた。三権分立の危機を感じた穏健派はタフトを支持し、「中道政治」は崩壊した。
『城西国際大学紀要』
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