Teacher name : Ito Masaharu
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授業科目名
Script Research
学年
1Grade
単位数
2.00Credits
実務経験の有無
Have work experience
開講クォーター
semester not specified
担当教員
Ito Masaharu
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
Kioicho Campus
授業の到達目標及びテーマ
この授業では、「シナリオを書くための第一歩」を解説していきます。
初めてシナリオを書く人が、どうしたら書き出すことができるのか。 そして書き終わるまでに何をしなくてはいけないのか。 技術やコツを紹介しながら、シナリオに関する知識を身につけて頂きます。 本講座の最終目的はペラ20〜30枚(200字詰原稿用紙)、 10分程度の短編映画の脚本を書き上げることです。 授業紹介動画 : https://drive.google.com/file/d/1eGYLabkcChiHVSb_aZJDgf9AY5W8Nsmm/view?usp=sharing 授業の概要
シナリオ研究(Script Research)(授業回数は13回)
初心者が最初に戸惑うのが小説とシナリオとの形式の違い。 完成品である小説に対し、シナリオはドラマを作る1つのプロセス、設計図です。 設計図である以上、誰が読んでも同じ解釈になるためのルールや約束事、フォーマットがあります。 授業ではまずシナリオのフォーマットを紹介。そして毎回テーマ(ト書き、セリフ、柱書き、etc)を決め、 シナリオ創作に求められるエッセンスをわかりやすく具体的に解説していきます。 ※ 講義は、対面授業で行います。 ※ シナリオは、基本、鉛筆などの筆記用具で書いて頂きます。 ワープロは使いません。 ※ 事前学習・事後学習とは別に、何回か短篇シナリオの提出があります。 (200字詰原稿用紙 2枚〜10枚程度) 授業計画
1回
1回. オリエンテーション & 「文体とは何か?」
・文章の目的によって、文体は変わるもの。 小論文とLINEでは、文章は明らかに違う。 ではシナリオで求められる文体とは? 事前学習
自分の書いた文章を、内容ではなく文体を意識して見つめ直す。(2hours)
事後学習
文章読本を読む。(2hours)
2回
2回. 小説と脚本の違い
・シナリオ初心者にとってわかりづらいのが、小説と脚本の違い。 ・小説が完成品なのに対し、脚本はドラマを作る1つのプロセス(設計図)。 ここから生じる両者の書き方の相違を考察。 具体的には、映画化された松本清張の小説「鬼畜」をもとに解説する。 事前学習
指定された映像を見ておく。
松本清張の小説「鬼畜」を読んでおく。 (2hours) 事後学習
小説と脚本の違いを箇条書きでまとめる。(2hours)
3回
3回. short filmのシナリオ研究(小説と脚本の違いⅢ)
・short film の原作小説とシナリオの読み比べ。 ・shot filmを観ながらのシナリオリーディング。 事前学習
short film 文化について調べておく。(2hours)
事後学習
紹介されたshort filmを観る。(2hours)
4回
4回. シナリオのフォーマット
・原稿用紙(200字詰)の書き方(200字詰原稿用紙を持参すること) ・3大要素(ト書き、セリフ、柱書き)について ・1分程の映像シーンをシナリオに起こす練習/提出 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』のト書き・セリフ・柱書きについて予習。(2hours)
事後学習
原稿用紙の使い方をマスターしておく。(2hours)
5回
5回. ト書きの技術
・ 基本知識(ト書きでは小説と違い過去形は使わない、など) ・「抽象的」に書かずに「具体的」に絵が浮かぶように書く。 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』のト書きについて予習。(2hours)
事後学習
与えられた課題を書く。(短いシナリオで、原稿用紙の使い方を実践)
(2hours) 6回
6回. 課題の説明により、基礎知識の確認
・ストーリーより、人間を描くことを考えよ。 ・ステレオタイプではない血の通った人間をどうやって描くのか。 ・1分程の映像シーンをシナリオに起こす練習/提出 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の人物描写について予習。(2hours)
事後学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の人物描写について復習。(2hours)
7回目
7回. 「柱書き」について
・柱書きとは何か? 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の柱書きについて予習。(2hours)
事後学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の柱書きについて復習。(2hours)
8回
8回. セリフの技術
・セリフで人物を魅力的にするには。 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』のセリフについて予習。(2hours)
事後学習
テキストの『シナリオの基礎技術』のセリフについて復習。(2hours)
9回
9回. 小道具、シャレード(charade)の使い方
・身振り・しぐさで、人間の本音や深層心理を引き出す。 ・1分程の映像シーンをシナリオに起こす練習/提出 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の小道具の使い方について予習。(2hours)
事後学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の小道具の使い方について復習。(2hours)
10回
10回. 構成について
・起承転結 / 序破急 ・童話「桃太郎」を素材に、物語の「あらすじ」とシナリオの「構成」の違いを考察。 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の構成について予習。(2hours)
事後学習
テキストの『シナリオの基礎技術』の構成について復習。(2hours)
11回
11回. 特殊な書き方(時間と空間の飛躍)
・ナレーション・モノローグ・タイトル・回想・時間経過の書き方 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』で特殊な書き方を予習。(2hours)
事後学習
テキストの『シナリオの基礎技術』で特殊な書き方を復習。(2hours)
12回
12回. シナリオの企画
・特殊な状況や職業について ・調査(資料蒐集、シナリオハンティングなど) 事前学習
脚本の素材となる特殊な職業を調べておく。(2hours)
事後学習
特殊な職業を使ったシナリオを考える。(2hours)
13回
13回. 省略について
・省略とは、必要なものを浮かび上がらせてテーマをはっきりさせる技術。 ・映画特有の表現方法について 事前学習
テキストの『シナリオの基礎技術』で省略を予習。(2hours)
事後学習
テキストの『シナリオの基礎技術』で省略を復習。(2hours)
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
期末にレポート(授業内課題・短編シナリオ)を提出して頂き、その評価を重視します。
以下、評価配分です。 -------------- ○ 授業への参加・取り組み・発表 25% ○ 数回出す課題シナリオの提出及びその評価 25% ○ レポート(短篇シナリオ)の提出及びその評価 50% 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題のシナリオは、サポーターがフォーマットを添削・赤入れして返却します。(尚、最終課題は返却しません)
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜プリントを配布
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参考文献・推薦図書
◎『シナリオの基礎技術』 新井 一(ダヴィッド社)
※ テキストではありませんが、当講座はこの本を参考にして進行していきます。 ------------------ 〇 月刊シナリオ(シナリオ作家協会) 〇 月刊ドラマ(映人社) ------------------ 〇 『「懐かしドラマ」が教えてくれるシナリオの書き方』 浅田直亮・仲村みなみ(彩流社) 研究室
オフィスアワー
◎ 授業について何か質問等があれば、
メディア学部教員、及川善弘のオフィス アワーの時間を利用して下さい。 ・オフィスアワー:火曜・木曜の昼休み ・オフィス:紀尾井町3号棟4F 10 ・その他の時間は oikawa @jiu.ac.jpまで連絡 科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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