シラバス情報

授業科目名
公民科教育法I
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
阿部 信太郎
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
1.公民科教育の意義と目標を最初に確認して、内容、方法、評価について学び、公民科教員として必要な基礎的な能力と資質を育成します。学習指導要領を学びます。
2.この講義では一貫して、高等学校公民科学習指導要領が目標とする「平和で民主的な国家・社会の形成者として必要な公民としての資質を養う」ことについて学びます。
3.公民科の教科目標を達成するために、実践的な教科指導力と資質を身に付けることを本講義の目標とします。公民科教育の意義と目標を最初に確認して、内容、方法、評価について理解します。
4.公民科教育法I(春学期)においては、公共と政治・経済を中心に取り上げ、優れた実践や教材も適宜紹介して、模擬授業がきちんとできるようにすることを目標とします。
5.情報機器の活用もできるようにします。

授業紹介動画 Webex ミーティングの録画: 公民科教育法 授業紹介-20220322 0154-1
パスワード: sDuSGrH4
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=ba2c41b67a9c5c768dd6229047c84015
授業の概要
① 科目名(英語名) 公民科教育法Ⅰ (Curriculum and Instructions of Civics)
② 授業形態  講義および演習
③ 内容   高等学校公民科の意義・歴史的変遷と課題、目標、内容、方法、評価を取り上げます。優れた実践や教材も適宜紹介します。公民科教育法1(春学期)は「公共」と「政治・経済」、課題追究学習を中心に取り上げます。講義だけでなく、グループ活動も毎回取り入れ、グループごとに「学習指導案」を作成し、模擬授業を行い、実践的な能力も身に付けられるようにします。教員を目指す人は、同時に社会科教育法なども履修することを勧めます。教科教育法であるので、アクティブラーニングが中心になります。また、ゼミナール方式で進めるので、受講者はお互いによく協力すること。担当教員はゼミの教員のつもりで相談をして結構です。
模擬授業には情報機器を活用できるようにします。
本講義担当者は実際に文部科学省の学習指導要領解説の専門的作業等協力者(高等学校公民科)を務めたので、その経験を踏まえて具体的に述べます。

授業計画
1回
公民科教育の本質。公民科教育の歴史
到達目標  公民科の本質、意義、歴史、目標について説明できるようにする。
事前学習
[2時間] シラバスをよく読み、本科目の内容と方針について確認する。

事後学習
[2時間] 公民科学習指導要領の指定された箇所を読み理解する。

2回
高等学校学習指導要領公民科の概要と公民科教育の目標
到達目標  公民科学習指導要領の教科の目標を読み、それについて説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 学習指導要領の該当箇所をよく読み討論に参加できるようにする。


事後学習
[2時間] 本時の内容について資料とノートを読み確認する。

3回
公民科公共と政治・経済の目標と内容
到達目標 公共と政治・経済の目標と内容を読み、教科書と照らし合わせながらそれらについて説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 学習指導要領の該当箇所をよく読み討論に参加できるようにする。


事後学習
[2時間] 本時の内容について資料とノートを読み確認する。

4回
公共と政治・経済の授業構成及び学習指導案の作成方法と評価規準
到達目標  公民科の学習指導案の作成方法について理解し、実際に自分で作成する。
事前学習
[2時間] 学習指導要領の該当箇所をよく読み討論に参加できるようにする。


事後学習
[2時間] 学習指導案の作成にとりかかる。


5回
課題を探究する活動
課題を追究したり解決したりする活動について具体例を通して説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 学習指導要領と教科書の該当箇所をよく読み討論に参加できるようにする。

事後学習
[2時間] 自分の探究する課題を決める。

6回
学習指導案の発表と講評
到達目標  学習指導案の作成と発表を通して、学習指導案の作成方法を身に付ける。
事前学習
[2時間] 割り当てられたテーマをもとに学習指導案を作成してくる。
事後学習
[2時間] 指摘されたことに基づいて学習指導案を修正する。


7回目
模擬授業と公共の内容の理解(1):公共:A公共の扉
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民科の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 模擬授業の準備をする。
事後学習
[2時間] 講義で指摘されたことに基づき模擬授業を振り返り、学習指導案を修正する。

8回
模擬授業と公共の内容の理解(2):公共:B自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち、
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民科の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 模擬授業の準備をする。
事後学習
[2時間] 講義で指摘されたことに基づき模擬授業を振り返り、学習指導案を修正する。

9回
探究課題と公共の内容の理解(3):公共:C持続可能な社会づくりの主体となる私たち
到達目標  実際に課題探究活動を行うことによって、課題探究活動の目標、進め方、指導方法について説明できるようにする。



事前学習
[2時間] 公共:C持続可能な社会づくりの主体となる私たちにおける自分の探究課題を設定する。
事後学習
[2時間] 自分が設定した課題について調査研究してレポートまとめる。発表準備をする。

10回
模擬授業と政治・経済の内容の理解(1):政治・経済:A 現代の日本における政治・経済の諸課題
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民科の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 模擬授業の準備をする。
事後学習
[2時間] 講義で指摘されたことに基づき模擬授業を振り返り、学習指導案を修正する。

11回
模擬授業と政治・経済の内容の理解(2):政治・経済:B グローバル化する国際社会の諸課題
到達目標  実際に模擬授業を行うことによって、公民科の内容を理解するとともに授業の進め方を身に付ける。
事前学習
[2時間] 模擬授業の準備をする。
事後学習
[2時間] 講義で指摘されたことに基づき模擬授業を振り返り、学習指導案を修正する。

12回
課題探究活動:政治・経済
到達目標 実際に課題探究活動を行うことによって、課題探究活動の目標、進め方、指導方法について説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 政治・経済における自分の探究課題を設定する。

事後学習
[2時間] 自分が設定した課題について調査研究してレポートまとめる。発表準備をする

13回
課題探究活動:発表・討論・講評及び全体のまとめ
到達目標 実際に課題探究活動を行うことによって、課題探究活動の目標、進め方、指導方法について説明できるようにする。
事前学習
[2時間] 自分の探究課題についてレポートを作成し、発表できるよう準備をしてくる。。
事後学習
[2時間] 本科目で学んだことを振り返り、レポートをまとめる。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
・授業への参加、取り組み、発表:30% ・学習指導案・模擬授業:50%。・レポート:20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
模擬授業は授業内で実施し、レポートなどは授業内で発表するので、原則その場でコメントする。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説公民編
文部科学省
東京書籍
参考文献・推薦図書
*下記、検定教科書については、統一したものを使用するので、第1回の講義で指示を受けた後、購入すること。
『公共』高等学校公民科教科書/東京書籍など
『倫理』高等学校公民科教科書/東京書籍など
『政治・経済』高等学校公民科教科書/東京書籍など

参考文献・推薦図書/Reference works, recommended readings
月刊『社会科教育』/明治図書(水田記念図書館で閲覧可能)
『公民教育事典』日本公民学会編/第一学習社/2009年6月(阿部 執筆分担)
研究室
東金キャンパス F208研究室
オフィスアワー
月曜日 昼休み・3限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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