シラバス情報

授業科目名
モデル化とシミュレーション
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
亀山 浩文
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン
授業の到達目標及びテーマ
コンピュータの演算能力の向上と記憶容量の巨大化に後押しされ、コンピュータシミュレーションは天気予報や地球温暖化予測・原因究明などの自然科学分野だけでなく、物流の最適化や株価変動、災害時の人間の行動予測・被害予測などの社会問題にも幅広く応用され、大きな成果を上げている。
本講義では、コンピュータシミュレーションの実例を基礎から学ぶ。社会科学と自然科学の分野から理論的枠踏みの簡単な問題を幾つか取り上げて、モデル化及びシミュレーションを行い、コンピュータシミュレーションによる問題解決の実際を知る。

授業紹介動画:https://youtu.be/Sg_zAGM7qJ8
授業の概要
社会現象、自然現象を数理的に捉え、分析し、適切なモデルを立案してコンピュータによりシミュレーションを行うための基本的理論を学ぶ。コンピュータシミュレーションが問題解決のための有効な手段であることを理解する。
スーパーマーケットのレジの待ち時間短縮問題やインフルエンザの流行・終息の仕組み、生存競争問題、人口モデル、経営モデルなど、できるだけ身近な具体例を取り上げつつ解説する。また、解析結果の視覚化の方法についても学ぶ。
授業の一部ではパソコン(PC又はMac)を用いる。表計算ソフト(MS Excel)が利用可能な状態にしておくこと。

本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。履修者は次の点をよく理解しておくこと。
〇履修者への連絡及び教員への連絡方法:
・履修者全体への連絡はLMSで行う。
・教員から履修者へ個別の連絡が必要な場合は、JIUメールを利用する。
・教員への連絡はLMSの掲示板を利用すること。
・個人的な内容を含む場合は、JIUメールを利用のこと。連絡先メールアドレスは授業時に伝達する。

〇学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法:
・授業内容について、履修者との議論はLMSの掲示板を用いて行う。履修者相互の議論にもLMSの掲示板を利用する。
・毎週のオフィスアワーで意見交換をすることができる。

〇出席確認方法
・LMSの機能を用いた理解確認テストにより、毎回の授業の理解度を確認し、出席確認とする。

授業計画
1回
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。

受講案内 【オンデマンド型】
到達目標:授業の目的及び到達目標を理解し、次週からの授業を受講するための基礎知識を得る。
事前学習
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。

(2時間)
シラバスを読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
本授業は、【全てオンデマンド型のオンライン授業】として開講する。

(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

2回
モデル化の基礎理論 【オンデマンド型】
到達目標:自然現象や社会現象を数理的に捉えてモデル化する基礎的な考え方について理解する。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
各自のパソコンで、MS Excelが正常に動作することを確認する。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

3回
モデル化とシミュレーションの実例 【オンデマンド型】
到達目標:実際に社会で利用されている様々なモデル化とシミュレーションの事例について知識を得る。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
指定の動画資料を視聴すること。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

4回
シミュレーションの基礎 【オンデマンド型】
到達目標:コンピュータシミュレーションの基礎理論について知識を得る。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

5回
連続的に変化する現象 【オンデマンド型】
到達目標:連続量のモデル化とシミュレーションについて理解する。簡単な例について、実際にシミュレーションを行う。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

6回
離散的に変化する現象 【オンデマンド型】
到達目標:離散量のモデル化とシミュレーションについて理解する。簡単な例について、実際にシミュレーションを行う。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

7回目
社会現象の具体例(1)流行 【オンデマンド型】
到達目標:流行現象(感染症やファッションなど)のモデル化とシミュレーションについて理解し、実際にシミュレーションを行う。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

8回
社会現象の具体例(2)待ち行列 【オンデマンド型】
到達目標:社会のあらゆる場所で発生する待ち行列のモデル化とシミュレーションについて理解し、実際にシミュレーションを行う。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

9回
社会現象の具体例(3)確率と期待値 【オンデマンド型】
到達目標:社会で発生する多くの現象は確率に支配されている。経営分野での現象を例にモデル化とシミュレーションについて理解し、実際にシミュレーションを行う。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

10回
社会現象の具体例(4)ゲーム理論 【オンデマンド型】
到達目標:ゲーム理論の応用範囲は広く、マーケティングや経営戦略立案などにも利用される。ゲーム理論の基礎を解説し、簡単な経営戦略モデルを例に、実際にシミュレーションを行う。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

11回
自然現象の具体例 【オンデマンド型】
到達目標:生存競争のモデル化とシミュレーションについて理解し、実際にシミュレーションを行う。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

12回
シミュレーションの効用と限界(1)カオスと複雑系 【オンデマンド型】
到達目標:カオスと複雑系システムの基礎を理解し、簡単な例について実際にシミュレーションを行う。「計算することによって未来を知ろうとする行為」の効用と限界について考察する。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題をExcelを用いて解き、そのExcelファイルをLMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

13回
シミュレーションの効用と限界(2)スーパーコンピューティングが拓く新たな地平 【オンデマンド型】
到達目標:世界のスーパコンピュータが取り組んでいる最先端の課題について理解を深める。スーパーコンピュータの演算能力を劇的に進化させると期待されている量子コンピュータについても触れる。
事前学習
(2時間)
配布資料を読み、意味の分からない言葉があれば調べておく。
事後学習
(2時間)
重要事項・語句をまとめ、後で振り返り学修ができるようにする。
課題を解答し、LMSに提出する。
理解確認テストを受け、理解が不十分な個所があれば、再度復習する。理解確認テストの点数によっては再受験を促すことがある。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
次の三つの指標を基に総合的に判断する。
〇授業の進行に合わせて課す課題:50%
〇ビデオ視聴などに伴う課題レポート:20%
〇毎回の授業で課す理解確認テスト:30%

授業には必ず出席し、課された問題やレポート課題は全て提出することを要求する。
全ての課題提出にはLMSを用いる。評価などのフィードバックについてもLMSを用いる。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
レポートの提出及び理解確認テストの実施は、すべてLMSを利用して行う。本授業では紙媒体を利用することはない。
理解確認テストの点数はLMSにより各自で把握できるので、理解不足の個所を重点的に復習すること。
理解確認テストの点数が一定の水準に到達しない場合は、復習後に再試験を課すことがある。再試験受験の指示もLMSを通じて連絡する。
提出されたレポート課題に対しては、LMSを通じてコメントを返す。必要であれば修正箇所を指定する。再提出を求められた場合も、LMSに提出すること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
特に指定しない。
授業の進行に合わせて、適宜資料を電子的に配布する。
参考文献・推薦図書
『コンピュータシミュレーション 改訂第2版』、伊藤俊秀・草薙信照 著、オーム社、2019年、ISBN-13 : 978-4274223235(Kindle版あり)
『Pythonコンピュータシミュレーション入門 〜人文・自然・社会科学の数理モデル』、橋本洋志・牧野浩二 著、オーム社、2021年、ISBN-13 : 78-4274226984(Kindle版あり)
『意思決定分析と予測の活用 基礎理論からPython実装まで (KS情報科学専門書)』、馬場真哉 著、講談社、2021年、ISBN-13 : 978-4065222270(Kindle版あり)
『入門講義 量子コンピュータ (KS物理専門書)』、渡邊靖志 著、講談社、2021年、ISBN-13 : 978-4065263112(Kindle版あり)
その他、必要に応じて講義中に指示する。
研究室
紀尾井町キャンパス1号棟3階
東金キャンパスF棟F317
オフィスアワー
水曜日 昼休み、金曜日 昼休み・3時限目
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001