シラバス情報

授業科目名
保健体育科教育法III
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
柿木 亮、長登 健
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
 保健及び体育授業の科学的研究成果をはじめとする幅広い知識や教養を学び、得られた情報をもとに学習指導案を作成し、模擬授業を実際に展開することにより、対人調整力やコミュニケーション力、より高度な応用力及び表現力を身につけることを目指す。また、省察を通して、客観的に授業を観る力を伸ばし、創意工夫を行う姿勢や自らの実践を反省する力と自己研鑽する能力を身に付ける。
本授業の到達目標は、以下の通りである。
1. 保健、体育授業の実施計画について理解をより深め、単元計画や学習指導案の作成ができる。
2. 保健、体育授業の教材づくりの視点を持って学習指導案の作成ができる。
3. 組織的観察法についての理解を深め、より良い保健、体育授業の創出のための学習指導について考えることができる。

授業紹介動画
動画のリンク: https://youtu.be/XoBCpvdf2Ww
授業の概要
 保健体育授業の計画、実践、ふり返りという一連の流れを模擬授業形式で実践的に経験することを通して、授業づくりや授業運営に必要となる視点(授業の構成要素)を理解する。また、実践を通して授業を観察、分析する方法を体験し、反省的な授業実践の意義を検討する。
 なお、本授業は保健体育科教員免許状取得希望者のみを対象とする。

授業計画
1回
ガイダンス、単元計画の作成 (担当:長登健、柿木亮)
授業目的及び概要、シラバス、評価方法等について理解する。グループで行う模擬授業の単元計画を作成する。実施方法を理解し、指導案作成のための教材づくりに取り組む。
到達目標:授業目的及び概要、シラバス、評価方法等について理解ができる。また、グループで行う模擬授業の単元計画を作成・修正することができる。
事前学習
[2h]保健体育科教育法Ⅰ、Ⅱのふり返りを行っておくこと。
事後学習
[2h]学習指導要領解説を読み、保健、体育の内容及び内容の取り扱いについて理解を深めること。また、グループで作成した単元計画を修正すること。

2回
体育の指導案作成(1) (担当:長登健、柿木亮)
体育の模擬授業について、実施方法を理解し、指導案作成のための教材づくりに取り組む。
到達目標:教材を工夫し、1単位時間の流れに整合性のある指導案を作成することができる。
事前学習
[2h]1単位時間の流れを整理後、各自が担当するパートの細案を考えておくこと。
事後学習
[2h]学習指導案の1単位時間の流れに整合性がとれているか確認すること。

3回
模擬授業の実施(体育1-1) (担当:長登健、柿木亮)
模擬授業(陸上運動、器械運動)を実施するとともに、授業評価と組織的観察法を行う。
到達目標:作成した指導案の内容に沿って模擬授業を実施することができる。授業評価や組織的観察法を行うことができる。
事前学習
[2h]実施される模擬授業の指導案の内容を確認しておくこと。
事後学習
[2h]実施された模擬授業の学習内容、指導方法、教師行動についてふり返り、リフレクションシートに記入すること。

4回
模擬授業の実施(体育1-2) (担当:長登健、柿木亮)
模擬授業(武道、ダンス)を実施するとともに、授業評価と組織的観察法を行う。
到達目標:作成した指導案の内容に沿って模擬授業を実施することができる。授業評価や組織的観察法を行うことができる。
事前学習
[2h]実施される模擬授業の指導案の内容を確認しておくこと。
事後学習
[2h]実施された模擬授業の学習内容、指導方法、教師行動についてふり返り、リフレクションシートに記入すること。

5回
模擬授業の検討会(体育1)  (担当:長登健、柿木亮)
各グループが実施した模擬授業について授業評価や組織的観察法の結果をもとにふり返り、授業改善の方法を検討する。
到達目標:各グループの模擬授業のふり返りを通して、授業の改善点を検討し、整理することができる。
事前学習
[2h]実施した模擬授業における教師行動や指導方法について、作成したリフレクションシートを読んでおくこと。
事後学習
[2h]各自の模擬授業をふり返り、改善点をまとめるとともに、他者の意見なども書き加えること。

6回
体育の指導案作成(2) (担当:長登健、柿木亮)
体育の模擬授業について、実施方法を理解し、指導案作成のための教材づくりに取り組む。
到達目標:教材を工夫し、1単位時間の流れに整合性のある指導案を作成することができる。
事前学習
[2h]1単位時間の流れを整理後、各自が担当するパートの細案を考えておくこと。
事後学習
[2h]学習指導案の1単位時間の流れに整合性がとれているか確認すること。

7回目
模擬授業の実施(体育2-1) (担当:長登健、柿木亮)
模擬授業(体つくり運動、球技ゴール型)を実施するとともに、授業評価と組織的観察法を行う。
到達目標:作成した指導案の内容に沿って模擬授業を実施することができる。授業評価や組織的観察法を行うことができる。
事前学習
[2h]実施される模擬授業の指導案の内容を確認しておくこと。
事後学習
[2h]実施された模擬授業の学習内容、指導方法、教師行動についてふり返り、リフレクションシートに記入すること。

8回
模擬授業の実施(体育2-2) (担当:長登健、柿木亮)
模擬授業(球技ネット型・ベースボール型)を実施するとともに、授業評価と組織的観察法を行う。
到達目標:作成した指導案の内容に沿って模擬授業を実施することができる。授業評価や組織的観察法を行うことができる。
事前学習
[2h]実施される模擬授業の指導案の内容を確認しておくこと。
事後学習
[2h]実施された模擬授業の学習内容、指導方法、教師行動についてふり返り、リフレクションシートに記入すること。

9回
模擬授業の検討会(体育2) (担当:長登健、柿木亮)
各グループが実施した模擬授業について授業評価や組織的観察法の結果をもとにふり返り、授業改善の方法を検討する。
到達目標:各グループの模擬授業のふり返りを通して、授業の改善点を検討し、整理することができる。
事前学習
[2h]実施した模擬授業における教師行動や指導方法について、作成したリフレクションシートを読んでおくこと。
事後学習
[2h]各自の模擬授業をふり返り、改善点をまとめるとともに、他者の意見なども書き加えること。

10回
保健の指導案作成(1)  (担当:長登健、柿木亮)
保健の模擬授業について、実施方法を理解し、指導案作成のための教材づくりに取り組む。
到達目標:教材を工夫し、1単位時間の流れに整合性のある指導案を作成することができる。
事前学習
[2h]1単位時間の流れを整理後、各自が担当するパートの細案を考えておくこと。
事後学習
[2h]学習指導案の1単位時間の流れに整合性がとれているか確認すること。

11回
模擬授業の実施(保健1-1) (担当:長登健、柿木亮登)
模擬授業(中学校領域)を実施するとともに、授業評価を行う。
到達目標:作成した指導案の内容に沿って模擬授業を実施することができる。授業評価を行うことができる。
事前学習
[2h]実施される模擬授業の指導案の内容を確認しておくこと。
事後学習
[2h]実施された模擬授業の学習内容、指導方法、教師行動についてふり返り、リフレクションシートに記入すること。

12回
模擬授業の実施(保健1-2) (担当:長登健、柿木亮)
模擬授業(高等学校領域)を実施するとともに、授業評価を行う。
到達目標:作成した指導案の内容に沿って模擬授業を実施することができる。授業評価を行うことができる。
事前学習
[2h]実施される模擬授業の指導案の内容を確認しておくこと。
事後学習
[2h]実施された模擬授業の学習内容、指導方法、教師行動についてふり返り、リフレクションシートに記入すること。

13回
模擬授業の検討会(保健2)  (担当:長登健、柿木亮)
各グループが実施した模擬授業について、授業評価の結果をもとにふり返り、授業改善の方法を検討する。
到達目標:各グループの模擬授業のふり返りを通して、授業の改善点を検討し、整理することができる。
事前学習
[2h]実施した模擬授業における教師行動や指導方法について、作成したリフレクションシートを読んでおくこと。
事後学習
[2h]各自の模擬授業をふり返り、改善点をまとめるとともに、他者の意見なども書き加えること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
定期試験は実施しない。評価配分は以下の通りとする。
○授業への取り組み(模擬授業の実践など)50%
○グループでの学習指導案作成、個人での学習指導案作成、模擬授業のリフレクションシート、省察ノート等のレポート提出 50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、または解説コメントを配布します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中学校学習指導要領(平成29年告示)
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1579-5
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説保健体育編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1560-3
等学校学習指導要領(平成30年告示)
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1567-2
高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説保健体育編
文部科学省
東山書房
978-4-8278-1568-9
その他、適宜資料を配布する。
参考文献・推薦図書
『体育の教材を創る—運動の面白さに誘い込む授業づくりを求めて』岩田靖(大修館書店/2012年/2,000円)
『シーデントップ体育の教授技術』ダリル・シーデントップ著・高橋健夫ほか訳(大修館書店/1988年/3,000円)
『新版体育科教育学入門』高橋健夫・岡出美則ほか編著(大修館書店/2010年/2,400円)
『保健科教育法入門』日本保健科教育学会編(大修館書店/2017年/1,700円)
『評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料』教育課程研究センター(2012年)
研究室
東金キャンパス・F棟・F205
オフィスアワー
月曜日3時限・木曜日3時限
科目ナンバリング
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