シラバス情報

授業科目名
グローバル・コミュニケーション総論
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
呉 小莉
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
紀尾井町キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
急速に進んでいるグローバル社会において必要とされるコミュニケーションの基礎理論と知識を学修する。さらにヒト・モノ・カネ・情報のグローバル移動が容易になり、海外とビジネスを行う機会が増えている中で、コミュニケーションや文化はどのような役割を果たしているかについて理解する。そして他者と協働し、問題解決にあたってのコミュニケーションスキルを学び、グローバル組織で最も大切な双方向でのコミュニケーション能力を養うことを目標とする。テーマとして、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの特徴と仕組み、マーケティングにおけるコミュニケーションの方法やロボット・AIと人間とのコミュニケーションの関係を学ぶ。本講義の学修は本学部DP3の「多様な価値観について理解し、異文化社会に属する人々とコミュニケーションをとりながら、積極的に連携・協働することができる」の実現に寄与する。

授業紹介動画:https://youtu.be/TvHm8S0bdPE
授業の概要
① 科目名(英語名):グローバル・コミュニケーション総論(Introduction to Global Communication)
② 授業形態:講義
③ 内容:
この講義ではまず、「グローバル」と「コミュニケーション」の基礎概念を導入し、コミュニケーションの特性と類型、コミュニケーションとニーズなどを具体的に紹介する。次に、言語コミュニケーショスタイルや非言語コミュニケーションの内容と特徴、人と接触する際、人に与える第一印象の法則と重要性を解説する。さらに、集団コミュニケーションへの適応、ビジネスの場面でのホスピタリティのコミュニケーションや、マーケティングにおけるコミュニケーションの方法、ロボット・AIと人間とのコミュニケーションの関係を検討する。最後に、近年のコロナ禍による働き方の変化やリモートワークなどの非対面コミュニケーションのあり方についても取り上げる。

授業計画
1回
第1回 グローバル・コミュニケーションを学ぶ意義、講義の進め方
到達目標:グローバル・コミュニケーション学を学ぶ意味が理解でき、授業全体の内容を把握できる。
事前学習
[2h] 事前にシラバスを通読し、配布資料を予習しておくこと。
事後学習
[2h] 講義内容を復習し、フィードバック課題を提出すること。

2回
第2回 グローバル・コミュニケーションとは
到達目標:「グローバル」と「コミュニケーション」の意味が理解できる。
事前学習
[2h]  事前に「グローバル」と「コミュニケーション」の意味について調べておくこと。
事後学習
[2h]  テキスト8頁〜14頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

3回
第3回 コミュニケーションの特性と類型
到達目標:コミュニケーションに含まれる多様な意味、適用範囲、特性、要素及び人間のコミュニケーションの類型が理解できる。
事前学習
[2h]  事前にコミュニケーションの意味、適用範囲、特性と要素について調べておくこと。
事後学習
[2h]  配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

4回
第4回 コミュニケーションとニーズ:マズロの欲求階層説アルダーファーのE.R.G.理論
到達目標:マズロの欲求階層説とアルダーファーのE.R.G.理論が理解できる。
     小テスト①を行い、第1回から第3回までの内容の学習習熟度を測る。
事前学習
[2h] 事前にマズロの欲求階層説とアルダーファーのE.R.G.理論について調べておくこと。
事後学習
[2h] 配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

5回
第5回 言語コミュニケーション・スタイル
到達目標:コミュニケーション・スタイルとしての(1)ハイ高コンテクストとロー低コンテクスト(2)直接的と間接的(3)情緒的と中立的の内容が理解できる。
事前学習
[2h] 事前にコミュニケーション・スタイルについて調べておくこと。
事後学習
[2h] 配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

6回
第6回 非言語コミュニケーションの諸相
到達目標:非言語コミュニケーションの定義、目的、機能と種類が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に非言語コミュニケーションの概念について調べておくこと。
事後学習
[2h] 配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

7回目
第7回 第一印象の重要性
到達目標:人の印象とは何か、見た目が重要なのか、第一印象の重要性が理解できる。
     小テスト②を行い、第4回から第6回までの内容の学習習熟度を測る。
事前学習
[2h] 事前に第一印象の重要性について調べておくこと。
事後学習
[2h] テキスト81頁〜88頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

8回
第8回 ホスピタリティのコミュニケーション
到達目標:ホスピタリティに必要なメタ認知的知識と活動の内容が理解できる。
事前学習
[2h] 事前にホスピタリティの概念と内容について調べておくこと。
事後学習
[2h] テキスト68頁〜81頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

9回
第9回 集団コミュニケーション
到達目標:集団への適応、集団を動かす機能と集団コミュニケーション能力が理解できる。
事前学習
[2h] 事前に集団の特徴・構造及び集団コミュニケーションについて調べておくこと。
事後学習
[2h] 配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

10回
第10回 マーケティングにおけるコミュニケーション
到達目標:マーケティングにおけるコミュニケーション内容、CSRコミュニケーションとインターネット時代のマーケティングが理解できる。
     小テスト③を行い、第7回から第9回までの内容の学習習熟度を測る。
事前学習
[2h] 事前にプロダクト・プレイスメント、CSRコミュニケーションとEコマースについて調べておくこと。
事後学習
[2h] テキスト54頁〜67頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

11回
第11回 非対面コミュニケーションとリモートワーク
到達目標:メディアを介した人と人とのコミュニケーション、リモートワークやオンライン授業としての非対面コミュニケーションのあり方について理解できる。
事前学習
[2h] 事前に非対面コミュニケーションとしてのリモートワークの実態について調べておくこと。
事後学習
[2h]  配布資料を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

12回
第12回 ロボット・AIとコミュニケーション
到達目標:ロボット・AIとのコミュニケーション、AIを介した人と人のコミュニケーションが理解できる。
事前学習
[2h]  事前にロボット・AIとコミュニケーション、AIと人間との関係について調べておくこと。
事後学習
[2h]  テキスト150頁〜159頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。

13回
第13回 多文化共生を主眼に置いたグローバル・コミュニケーション
到達目標:多文化共生が目指すもの、複眼的視点から見た価値観と優先順位が理解できる。
                小テスト④を行い、第10回から第12回までの内容の学習習熟度を測る。
事前学習
[2h]  事前に多文化共生や複眼的視点でモノの考え方について調べておくこと。
事後学習
[2h]   テキスト138頁〜149頁を読み、理解を深めた上で、フィードバック課題を提出すること。
          試験またはレポート課題の準備をすること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
小テスト・レポート・期末試験を実施する。評価配分は以下の通り。
◯ 授業への取り組み・毎回のフィードバック:20%
◯ 授業中に実施する小テスト及びレポート:40%
◯ 期末試験または課題:40%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題提出後、授業内での解説、または解説コメントを配布します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
グローバル・コミュニケーション学入門
中西のりこ・仁科恭徳編著
三省堂
④ 978-4-385-36416-2
テーマに応じて適宜資料を配布する。
参考文献・推薦図書
『コミュニケーション学』 末田清子・福田浩子著(松柏社/2003年/1900円+税)
『コミュニケーション・スタディーズ』 末田清子著(新曜社/2021年/2200円+税)
『Harvard Business Review:コミュニケーションの教科書』ハーバード・ビジネス・レビュー編集部編集・
 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部翻訳(ダイヤモンド社/2018年/1800円+税)
『異文化コミュニケーション学』鳥飼玖美子(岩波書店/2021年/840円+税)
『集団コミュニケーション』浅井亜紀子著(実教出版/2016年/1700円+税)

研究室
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