シラバス情報

授業科目名
古典芸能研究
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
林家 はな平
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン
授業の到達目標及びテーマ
伝統芸能の一つである落語の歴史と現在について学び、口承文化の継承と変容について考える。また、落語を通して、古今の日本人の物事の見方や捉え方について理解を深めることを目標とする。

取り扱う項目は以下の通りである。

①背景分野:歴史、構成要素
②内容分野:名作落語とその内容
③体験分野:落語の実践
授業の概要
①科目名:古典芸能研究(History of Traditional Theater)
②授業形態:講義
③内容
・落語の背景
歴史 落語の発生、変容、寄席の成立、中興の祖、昭和落語史、現代の落語、三遊亭圓朝
構成要素 枕、本題、古典落語、新作落語、寄席、ホール落語、亭号、おはやし、太鼓、寄席文字、色物
・落語の内容
古典落語から学ぶもの 江戸の時間、江戸のお金、遊郭、芝居噺、滑稽噺、怪談噺、人情噺
新作落語から学ぶもの 大正昭和の新作落語、現代の新作落語
・落語の体験
実践 一分線香即席咄、トントン落ち、回り落ち、小咄、短い落語を実際にやってみる。

授業計画
1回
○「授業形態」
・本授業は同時双方型とオンデマンド型を併用したオンライン授業として開講します。
○「履修者への連絡及び教員への連絡方法」
・履修者全体への連絡は manaba で行う。
○「学生等と教員、或いは学生同士の意見交換の方法」
・授業内容について、学生の皆さんとの議論は manaba の掲示板を用いて行 う。学生相互の議論にも manaba の掲示板を利用する。
・同時双方型でオンライン授業を行う機会を設けるので、その時間に更に議 論を深める。
〇「出席確認方法」
・manaba のレポート(リアクションペーパー)により、毎回の授業の理解度を確認し、出席確認とす る。
〇「設問解答・添削指導・質疑応答等による十分な指導」
・質疑は manaba に提出すること。次回授業にて解説する。

1回:オリエンテーション 授業説明【同時双方向型・オンデマンド型併用】
到達目標:この授業で学ぶ落語について理解を深める。
授業開始後 1 時間は同時双方向型、その後はオンデマンド型で実施する。
事前学習
[事前学習:2h]事前に落語について調べておく
事後学習
[事後学習:2h]シラバスを確認し、今後の学習内容のイメージを持つ

2回
2回 落語の発生と歴史について【オンデマンド型】
到達目標:落語の歴史について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]事前に落語の歴史を調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]講義に従って再考し、理解を深める。

3回
3回 昭和の落語と現在までについて【同時双方向型・オンデマンド型併用】
到達目標:落語の近代化、落語の現在について理解を深める。
授業開始後 1 時間は同時双方向型、その後はオンデマンド型で実施する。
事前学習
[事前学習:2h]事前に知っている落語家について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]講義で興味を持った落語家の落語をYouTubeで探して聴いてみる

4回
4回 落語の構成要素について【オンデマンド型】
到達目標:落語の様式、しきたり、落語家について理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]事前に落語を一席聴いて、表現における疑問点を考えておく
事後学習
[事後学習:2h]講義に従ってその落語における構成要素をまとめる。

5回
5回 滑稽噺について【同時双方向型・オンデマンド型併用】
到達目標:滑稽噺という落語の基本を学ぶ。
授業開始後 1 時間は同時双方向型、その後はオンデマンド型で実施する。
事前学習
[事前学習:2h]事前に滑稽噺について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]講義で滑稽噺を聴いて理解を深める。

6回
6回 江戸の時間について【オンデマンド型】
到達目標:江戸の時間と現在の時間の違いを知る。
事前学習
[事前学習:2h]事前に江戸の時刻の数え方を調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]講義で実演した落語を聴いて、江戸の時間について理解を深める。

7回目
7回 江戸のお金について【同時双方向型・オンデマンド型併用】
到達目標:江戸のお金の価値について理解を深める。
授業開始後 1 時間は同時双方向型、その後はオンデマンド型で実施する。
事前学習
[事前学習:2h]事前に江戸のお金の価値について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]実際に江戸のお金に関する落語を聴いて、理解を深める。

8回
8回 遊郭について【オンデマンド型】
到達目標:遊郭の歴史を知り、本当の姿を知る。
事前学習
[事前学習:2h]事前に吉原遊廓について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]講義における吉原遊廓に関する落語を聴いて、理解を深める

9回
9回 芝居噺について【同時双方向型・オンデマンド型併用】
到達目標:歌舞伎の成り立ち、落語との関係を知る。
授業開始後 1 時間は同時双方向型、その後はオンデマンド型で実施する。
事前学習
[事前学習:2h]事前に歌舞伎について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]講義における歌舞伎にまつわる落語を聴いて理解を深める。

10回
10回 怪談噺について【オンデマンド型】
到達目標:怪談噺の歴史を学び、怪談噺を実際に聞いて理解を深める。
事前学習
[事前学習:2h]事前に怪談噺について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]実際の怪談噺を聴いて、理解を深める。

11回
11回 人情噺について【同時双方向型・オンデマンド型併用】
到達目標:人情噺というジャンルの理解を深め、自分なりに位置付けをする。
授業開始後 1 時間は同時双方向型、その後はオンデマンド型で実施する。
事前学習
[事前学習:2h]事前に人情噺について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]講義における人情噺を聴いて、理解を深める。

12回
12回 新作落語について【オンデマンド型】
到達目標:新作落語と古典落語の違いを考える。そして、その違いと共通点を見つける。
事前学習
[事前学習:2h]事前に新作落語について調べてくる。
事後学習
[事後学習:2h]実際の新作落語を聴いて、再考し理解を深める。

13回
13回 落語実践【同時双方向型・オンデマンド型併用】
到達目標:実際に落語の台本を読んで、落語家という演者の目線に立って理解を深める。
授業開始後 1 時間は同時双方向型、その後はオンデマンド型で実施する。
事前学習
[事前学習:2h]事前に配布した落語台本を読んでくる。
事後学習
[事後学習:2h]実際に落語を演じてみて、その表現や面白さ、問題点をまとめる

14回
14回 落語の面白さと未来について【オンデマンド型】
到達目標:この授業で学んだことで、落語の面白さと未来について考える。
事前学習
[事前学習:2h]講義ノートや配布資料を整理し、考えをまとめておく
事後学習
[事後学習:2h]落語の面白さと未来についてレポートを提出する

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
リアクションペーパー(質問用紙)、期末レポートを実施する。評価配分は以下の通りである

○期末レポート:30%
○授業後に提出するリアクションペーパー:50%
○授業への取組・発表:20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説します。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
資料を適宜配布する
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参考文献・推薦図書
『ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語』立川談慶(サンマーク出版/2020.1.7出版/1400円)
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