シラバス情報

授業科目名
保育原理
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
倉田 新
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
保育所では,0歳児から小学校就学の始期に達するまでの乳幼児を対象として,保育を行っている。長い子どもは6年間保育所生活を送ることになる。乳幼児期は人間形成の基礎を培う重要な時期であり,子どもの健全な心身の発育を図るためには正しい児童観と保育観をもち,子どもの発達を見通して発達段階にふさわしい関わり方が必要である。少子化の今日,保育に対するニーズは多様化し様々な保育形態が増えている。さらに在宅母子の育児支援も保育士の重要な仕事となっている。具体的には次の内容を学習する。

授業概要動画
https://drive.google.com/file/d/1WJIj5ebQUN2DKGi0DIbPzx3PS5RKkBem/view?usp=sharing
授業の概要
①保育の意義及び目的について理解する。
②保育に関する法令及び制度を理解する。
③保育所保育指針における保育の基本について理解する。
④保育の思想と歴史的変遷について理解する。
⑤保育の現状と課題について理解する。
⑥諸外国の保育について考察する
保育原理ついての講義を中心としながら、グループワーク、課題発表などの演習も取り入れながら進める。

授業計画
1回
保育の意義と本質(1):保育の心 保育の語義 成長発達と保育 保育の本質 保育の理念と概念
到達目標 今日の教員に求められる役割について理解できる。
事前学習
今日の教員に求められる役割について調べてくる。2時間
事後学習
講義内容を受けて,今日の教員に求められる役割についてノートにまとめておくこと。授業で学んだことをmanabaのレポートに記述までに提出。2時間 

2回
保育の意義と本質(2):世界の子ども達は今 児童観の確立について 
到達目標 世界の子どもたちがどのような状況にあるのかを理解する。
事前学習
世界の子どもたちの現状と課題を調べてくる。2時間
事後学習
世界の子どもたちの現状を知り何が出来るのかをグループセッションで考えノートにまとめる。授業で学んだことをmanabaのレポートに記述までに提出。2時間 

3回
保育の意義と本質(3)日本の子ども達は今 幼稚園 保育園 保護者との協働 保育の社会的役割と責任
到達目標 日本の子どもたちがどのような状況にあるのかを理解する。
事前学習
日本の子どもたちがどのような状況にあるのかを調べてくる。2時間
事後学習
日本の子どもたちの現状を知り何が出来るのかをグループセッションで考えノートにまとめる。授業で学んだことをmanabaのレポートに記述までに提出。2時間

4回
保育の意義と本質(4):子どもの最善の利益と保育 子どもの権利 虐待 子ども家庭福祉と保育
到達目標 子どもの権利について理解する。
事前学習
子どもの人権擁護、権利条約について調べてくる。 2時間
事後学習
子どもの権利の現状と課題を知り何が出来るのかをグループセッションで考えノートにまとめる。授業で学んだことをmanabaのレポートに記述までに提出。 2時間

5回
保育に関する法令及び制度 子ども家庭福祉の法体系における保育の位置付けと関係法令 子ども・子育て支援新制度 保育の実施体系
到達目標 子どもを取り巻く法体系と制度について理解する。
事前学習
現行制度の現状と課題について調べてくる。2時間
事後学習
制度の変遷と問題点についてノートにまとめる。授業で学んだことをmanabaのレポートに記述までに提出。2時間

6回
保育所保育指針における保育の基本:保育所保育に関する基本原則 保育における養護 養護と教育の一体性 保育の目標 保育の内容 環境を通して行う保育 
到達目標 保育所保育指針の内容と多様化している様々な実践について理解する。
事前学習
保育園や幼稚園時代の保育内容と現在求められている保育内容のギャップについて考えてくる。2時間
事後学習
保育の質について考察し、グループセッションで考えノートにまとめる。授業で学んだことをmanabaのレポートに記述までに提出。 2時間

7回目
保育所保育指針における保育の基本:人的環境と物的環境 社会環境 自然環境 自然保護 地域環境 保育の建築物と園庭,及び設備 遊具,用具,器具
到達目標 保育の環境について理解する。
事前学習
学習課題(予習)保育所保育指針の環境について熟読してくる。2時間
事後学習
環境としての保育者の役割についてグループセッションをして考えノートにまとめる。 2時間

8回
保育所保育指針における保育の基本:発達過程に応じた保育 保護者との緊密な連携 倫理観と専門性
到達目標 発達過程に応じた保育 保護者との緊密な連携 倫理観と専門性について理解する。
事前学習
早期教育の実態について調べてくる。2時間
事後学習
具体的に子どもの最善の利益を守る方法についてグループセッションで考えノートにまとめる。2時間

9回
第10回 保育の内容と方法(その1):生活と遊び 領域の考察 自主性と主体性を育てるための保育内容
到達目標 自主性と主体性を育てるための保育内容について理解する。 
事前学習
自主性とか主体性とは何かまとめておく。2時間
事後学習
生活と遊びを保障するために必要なことは何かを考えノートにまとめる。2時間

10回
保育の内容と方法(その2):保育における個と集団への配慮・計画・実践・記録・評価・改善の過程の循環
到達目標 保育における計画・実践・記録・評価・改善の過程の循環について理解する。 
事前学習
保育における個と集団への配慮について考えてくる。2時間
事後学習
保育における個と集団への配慮についてまとめる。2時間

11回
保育の思想と歴史的変遷:諸外国の保育の思想と歴史 日本の保育の思想と歴史:保育の心を検証する。 メッセージ映像、ポスター作り。
到達目標 近代保育の思想と実践について理解する。

事前学習
近代保育の思想と実践について調べてくる。 2時間
事後学習
近代保育の思想と実践についてノートにまとめておく。2時間 

12回
保育の現状と課題の考察:諸外国の保育の現状と課題 日本の保育の現状と課題
到達目標 現代保育の思想と実践について理解する。
事前学習
現代保育の思想と実践について調べてくる。 2時間
事後学習
現代保育の思想と実践についてノートにまとめておく。 2時間

13回
あらためて保育に重要なことは何かを検証する 
到達目標  自立とは何かを考え保育の役割について学ぶ。
事前学習
どんな保育が理想の保育と言えるのか各自考えて発表する原稿を作ってくる。2時間
事後学習
これまでの授業の全てをノートにまとめ提出する。2時間

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
毎回manabaで課題(復習)を提出60% メッセージ映像・ポスター制作発表20%,授業中の小試験20%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
毎回授業で学んだことをmanabaのレポートに記述までに提出。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
保育士の美しい生き方
倉田 新
ななみ書房
490335511X
デジタル出版
ふってもはれても: 川和保育園の日々と「113のつぶやき」
寺田 信太郎 宮原 洋一
新評論
4794809824
新・基本保育シリーズ1保育原理
天野珠路
中央法規出版
978-4-8058-5781-6
参考文献・推薦図書
1.『幼稚園教育要領解説』 文部科学省 フレーベル館 2008 978-4-577812457
2.『保育所保育指針解説書』厚生労働省 フレーベル館 2008 978-4-577812426
3.『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』 内閣府・文部科学省・厚生労働省 フレーベル館 2015  978-4-577813737
研究室
A405
オフィスアワー
S1水曜日2限
S2水曜日4限
F1木曜日2限
F2木曜日4限

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