シラバス情報

授業科目名
ボランティア論
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
武山 梅乗
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
オンライン
授業の到達目標及びテーマ
この授業は、タイトル通り、大きな変革期を迎える日本社会において、地域という場におけるボランティアの現状や意義、その可能性について受講生に概観してもらうことを大きなテーマとしている。受講生には、ボランティアの現状を概観するだけでなく、この授業で学んだ知見を活かし、積極的にボランティアに参加したり、ボランティアの支援・コーディネートを行なったり、ボランティア団体を組織化、運営できるようになってほしい。それがこの授業の到達目標である

授業の紹介動画
https://youtu.be/zuHSjEWjFI4
授業の概要
この授業では、地域もしくはコミュニティ、ボランティアというキーワードが含みもつ意味を整理した上で、日本における地域社会やボランティアの現状について精査していく。次いで、児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉など福祉の各領域において展開するボランティア、環境ボランティアや災害ボランティアといった様々なボランティアの意義をコミュニティという文脈において整理してみる。最後に地域において展開されるボランティア活動をどう支援し、とりまとめていくかという視点を示し、今後の地域社会におけるボランティアの可能性を考察する

授業計画
1回
授業の進め方のガイダンスを行う。この授業の全体スケジュール、毎回の進行方法、成績評価、教科書等について確認などを行う。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
授業の進め方のガイダンスの内容を把握し、疑問点等あれば担当教員に確認する。

2回
地域においてボランティアはなぜ必要となるのか、園芸福祉におけるケースを確認しながら考えてみる。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題1に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

3回
ボランティアの意義、ボランティア活動の原則について理解する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
自分自身がボランティアとどうかかわりあってきたのか、今後どうかかわりあえるのか考えてみる。

4回
ボランティアの活動の原則から自身がどのようにボランティアにかかわりあえるかを考察してみる。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題2に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

5回
さまざまなデータから日本社会におけるボランティアの現状を確認する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
配布された資料のデータを整理し、日本のボランティアの現状を2〜3ポイントにまとめてみる。

6回
日本のボランティアが抱える課題と今後の-ボランティアの方向性について考察してみる
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題3に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

7回目
性別、年齢別、国別のボランティアに対する意識の違い、ボランティアの阻害要因、動向、高校や大学におけるボランティア活動の実際を概観する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
性別、年齢別、国別のボランティアに対する意識の違い、ボランティアの阻害要因、動向、高校や大学におけるボランティア活動の実際について、データを確認して傾向をまとめておく。

8回
大学生がボランティア活動に参加するために必要なこと、課題について考察してみる。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題4に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

9回
NPOの定義や意義、課題について確認する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
NPOの定義やL.M.サラモンらのNPOに関する議論をまとめておく。

10回
日本におけるNPO法人の現状についてさまざまなデータから理解する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題5に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

11回
コミュニティ概念を理解し、日本社会において地域社会=コミュニティがどのように機能し変容していったかについて理解する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
様々なコミュニティ概念を整理し、コミュニティとはどんな場所であるのかについての自分の意見をまとめておく。

12回
1970年代以降のコミュニティ政策をボランティアの動向と関連づけながら確認していく。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題6に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

13回
地域福祉とボランティア(1)、欧米における地域福祉の源流、日本における地域福祉の展開を確認してみる。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
方面委員制度、福祉多元主義、八法改定、社会福祉基礎構造改革といった重要キーワードについて復習確認しておく。

14回
地域福祉とボランティア(2)、地域福祉においてボランティアがどのような役割を果たすのかについて考察してみる 。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題7に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

15回
児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉におけるボランティア(1)ボランティアの可能性を子どもの貧困や子ども食堂、子育て支援といった観点から整理してみる
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
子ども食堂について調べ、典型的な事例を一つ取り上げレビューしてみる。

16回
児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉におけるボランティア(2)ボランティアの可能性を当事者主権やIL、介護保険制度や居住福祉といった観点から整理してみる。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題8に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

17回
環境ボランティアや国際ボランティアの現状と課題について確認していく。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
環境ボランティアや国際ボランティアなど地球規模でのボランティアが必要になってきた背景について考えてみる。

18回
災害ボランティアが必要になってきた背景とその地域における重要性について確認していく。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題9に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

19回
ボランティア団体はどのような組織編成原理によって動いているのか、その利点欠点を営利組織と比較しながら整理してみる。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
官僚制型組織とネットワーク型組織の利点・欠点を比較してみる。

20回
特定非営利活動法人制度について理解する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題10に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

21回
特定非営利活動法人やボランティア団体の財源について理解する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
税制優遇措置や助成金、クラウドファウンディング、SIBなど非営利組織の財源について整理する。

22回
特定非営利活動法人やボランティア団体の実際の運営をケース中心に学習していく。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題11に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

23回目
ボランティアへの活動支援の対象及び内容とボランティアコーディネーターの役割について学習する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
ボランティアの活動支援にどのようなものがあるのかをまとめてみる。

24回
ボランティア教育、学校におけるボランティアの現状とボランティア教育の意義について理解する。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題12に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

25回
まとめ(1)地域におけるボランティアの可能性、今後の地域におけるボランティアの果たす役割を展望し、その可能性について議論してみる
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
今後の日本社会におけるボランティアの可能性について、みんなで話し合ってみる。

26回
まとめ(2)特定非営利活動法人を設立する計画を立ててみる。
事前学習
事前にmanabaで配布する資料に目を通し、その内容について理解しておく。
事後学習
事前に配布してある講義資料に掲載してある課題13に取り組み、授業日夜までにmanaba上で提出する。

試験及び成績評価
対面授業、オンライン授業、どちらの場合も毎回の課題(提出=出席、その内容30%)、中間レポート(30%)、期末レポート(40%)という形で評価する
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
履修者数にもよるが、基本的に毎回の課題や中間レポート、期末レポートに対する個別フィードバックは行わない。全体評価は随時行い、個別に問題がある場合は都度対象者に指摘していく。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
研究室
オフィスアワー
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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