シラバス情報

授業科目名
福祉グローバル研修
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
佐野 智子、川瀬 力也、本年度開講せず
授業形態
授業で主に使用する言語
英語,日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
福祉分野において,グローバルな視点で地域社会に貢献でき,その専門性を広く社会に訴えることができる人材を育成することを本科目の目的としている。今後日本の社会では,福祉専門職の専門性をアピールしつつ,さまざまな福祉問題を多角的にとらえ,問題解決のできる人材育成が急務である。国際的な視野に立ち,海外の取り組みを参考にしつつ,日本に根付く福祉を検討していくことができるような,またその専門性を国民にわかりやすい言葉で説明できるような福祉の専門家の育成を目指す。具体的な到達目標は以下の通りである。
 海外の福祉の現場を体感することにより、福祉制度・援助への理解を深め、他者を理解し自己を知るという福祉に携わる者に求められる基本的視野を養う。海外の現状を知ることで、改めて日本の福祉の現状及び問題点を見つめなおし、取り組む姿勢を培う。また、協定校での学習や交流を通して、さまざまな文化や考え方にふれることで国際理解を深める。

https://drive.google.com/file/d/1YhL1ZZ2ooEcvsGRtVrj_LnxSb_vFOE0M/view?usp=sharing
授業の概要
事前授業は,学内で研修地に関する基礎知識の習得及び研修に必要な語学能力のブラッシュアップを行う。
協定校での研修は,すべて英語で行う。オンラインではあるが英語を学びながら,研修地の文化や福祉について実践的に学ぶ。今年度は,オンラインの特性を活かし,インドとスウェーデンの福祉と文化を学ぶ。
事後授業は,研修で学んだ内容について,グループでのディスカッションを行って理解を深めたうえで,成果発表を行う。また,各自学習成果レポートを作成する。

授業計画
<事前授業>
1 オリエンテーション(事前課題の提示、研修内容の理解)(担当:佐野)
  到達目標:研修の意義,内容,心構えを理解する
  [事前学習: 1h] シラバスをよく読み,事前に研修地であるインドとスウェーデンについて調べておくこと
  [事後学習: 1h] 興味のある問題について1つ以上調べ,まとめること

2 研修地の歴史・文化・福祉についての事前学習(担当:佐野,川瀬)
  到達目標:研修地の概要,歴史,文化的背景を理解し,福祉制度を理解する.
  [事前学習: 1h] 事前に研修地の歴史・文化・福祉について調べておくこと
  [事後学習: 1h] 授業後は,興味のあること,疑問点や不明瞭な点を調べ,理解を深める

3 Communicative English(旅行のための必須英語および専門用語)(担当:佐野)
  到達目標:研修において使えるコミュニケーション力を身につける
  [事前学習: 1h] 事前に英語の学習をしておくこと
  [事後学習: 1h] 継続的な英語学習を行う,専門用語に関しては繰り返し,覚える

4 事前課題の共有と確認(担当:佐野,川瀬)
  到達目標:研修先の福祉に関して調べよく理解をする.現地での学びの準備をする.
  [事前学習: 1h] 事前に研修先の施設について調べておくこと
  [事後学習: 1h] 授業後は,各自それぞれの施設についてさらに調べ,理解を深めておくこと

5 オンライン授業の注意事項(担当:佐野,川瀬)
  到達目標:現地協定校の使用する学習システムを理解し,オンライン授業受講のための準備を整える
  [事前学習: 1h] 現地協定校の使用する学習システム利用に必要な手続きをする
  [事後学習: 1h] システムにアップされている教材で予習する
<協定校での授業> 
※インドの講義はすべて現地教員によって,英語で実施される。授業内容や宿題に関する質問は,授業内あるいはメールで直接,現地担当教員に聞くこと。
※当該科目の担当教員は,協定校での授業期間中,適宜必要なサポートを行う。

<現地>
6 講義(研修地の福祉制度の概要,特色と課題)1:スウェーデンの福祉(全4回)
  到達目標: 福祉先進国であるスウェーデンの福祉制度を理解し,日本の制度と比較し,日本の福祉の理解を深める.
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉制度についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 新たに学習したこと,日本との違い,現地の課題などをまとめる

7 講義(研修地の福祉制度の概要,特色と課題)2:インドの福祉(全5回) 
  到達目標: 研修地の福祉制度を理解し,日本の制度と比較し,日本の福祉の理解を深める.
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉制度についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 新たに学習したこと,日本との違い,現地の課題などをまとめる

8 福祉施設の視察(自治体や民間団体による福祉現場(保育所,シェルター等の施設のバーチャル視察)3カ所×2か国
  到達目標:福祉施設を視察し,その特徴を理解する.現地の課題と日本の課題を考えることが出来る.
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 新たに学習したこと,日本との違い,現地の課題などをまとめる

9 現地大学生との交流を楽しむ!
  到達目標:研修地の大学生と楽しく交流できる.
  [事前学習: 1h] 事前に自己紹介やキーフレーズを復習しておく
  [事後学習: 1h] 学んだ単語やフレーズを覚える

10 研修地の生活文化環境の視察
  到達目標: 研修地の生活・文化・環境を理解し,福祉に関する理解を深める.
  [事前学習: 1h] 研修地の歴史と文化についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 日本との違いをまとめておく

※協定校での研修では,その日に学んだことは,記録に残すこと。

<事後指導>
11 ディスカッション(担当:佐野,川瀬)
  到達目標:視察内容をまとめ,ディスカッションすることで,より理解を深める.
  [事前学習: 1h] 現地で学んだことを思い出しておく
  [事後学習: 1h] ディスカッションで新たに気づいたことについて,考察し,理解を深める

12 報告レポート(研修成果)の作成指導(担当:佐野)
  到達目標:研修成果をレポートにまとめ,さらに理解を深める.
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 研修レポートをまとめる

13 研修報告会用資料作成指導(担当:佐野)
  到達目標:発表会資料を作成することで,他者にわかりやすい説明・資料を考える.
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 前回までまとめたことを参考に,報告会用の資料を仕上げる

14 研修報告プレゼンテーション実施(担当:佐野,川瀬)
  到達目標:わかりやすい発表ができる.
  [事前学習: 1h] 発表のリハーサル
  [事後学習: 1h] 体験したことを発表することにより,学びをより深いものにする

15 まとめ(担当:佐野,川瀬)
  到達目標:他国の福祉を知ることで,日本の福祉課題に気づき,解決策を考えることが出来る.
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 日本の福祉課題解決にどのように活かせるかを考える

試験及び成績評価
評価配分は以下の通りである.
○事前・事後授業への取り組み(20%)
○研修中の問題意識・参加意欲・態度等(40%)
○研修後のレポート内容と発表(40%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
協定校での課題に関しては,翌日の授業の際に現地担当教員よりフィードバックが行われる
事前事後の課題に関しては,次回の授業時にフィードバックを行う。また,必要に応じて適宜個別にフィードバックを行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜資料を配布
参考文献・推薦図書
授業内で適宜紹介する
研究室
東金キャンパス A棟
佐野:A420
川瀬:A515
オフィスアワー
佐野: S2 木曜2時限 金曜4時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ