シラバス情報

授業科目名
子どもの保健
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
青木 利江子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
授業の到達目標及びテーマ
<目標>
1.子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解する。
2.子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する。
3.子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。
4.子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。
授業の概要
授業の概要
子どもの心身の発育、発達、健康状態の把握の方法について理解し、健康増進の実践のための知識と技術を習得し、子どもの疾病と予防を地域の社会資源と連携し支援できるように演習方式で授業を行う。

授業計画
1回
第1回.子どもの心身と健康と保健
子どもの心身の健康と保健の意義       
(1)生命の保持と情緒の安定に係る保健活動の意義と目的「人生を考える」(ライフライン) 
(2)健康の概念と健康指標(WHO、健康日本21(第2次)、健やか親子21(第2次))

キーワード:ライフライン・健康の概念・健康の指標
到達目標:子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解する。
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

2回
第2回.健康及び安全の管理の実施体制                   
(3)母子保健・地域保健における自治体との連携
(4)ライフサイクルと健康

キーワード:地域母子保健、自治体・多職種連携
到達目標:子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

3回
第3回.現代社会における子どもの健康に関する現状と課題                                  統計分析、デディスカッション(食事、運動、睡眠、生活リズム、災害、気候変動)
健康に影響する要因(ストレスの影響、ストレスコーピング

キーワード:子どもの健康の現状・課題
到達目標:子どもの心身の健康増進を図る保健活動の意義、影響要因を理解する。
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

4回
第4回.子どもの生理機能、発育、発達
(1)生理機能の発達と保健            
食事、運動、睡眠、生活リズム
子どもの身体的発育・発達と保健
(2)身体発育及び運動機能の発達と保健
(3)発育・発達の把握と健康診断、分析、評価
 計測の記録、アセスメントの方法 
キーワード:子どもの生理機能・発育・発達・健康診断
到達目標:子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する。
     子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。  
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 講義の振り返り・課題作成

5回
第5回.子どもの心身の把握と対応
1.地域における保健活動と子ども虐待防止
2.子どもの障害と対応
子どもの障害と保護者支援 (家庭での障害時の対応、支援、呼吸管理、消毒剤、育児、介護ストレス)
障害のある子どもへの対応「対応、事故、事件予防対策」
キーワード:虐待防止・子どもの障害・保護者支援
到達目標:子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する。
     子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。 
     子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。 
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

6回
第6回.子どもに特徴的な疾病の予防、早期発見、対応(1)感染症
感染症対策       *オンライン講義(オンデマンド)
(1)感染症の集団発生の予防「統計分析、課題、対策」
(2)感染症発生時と罹患後の対応
「2018 年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」(平成30 年3月、厚生労働省)

子どもの疾病の予防及び適切な対応(感染症)
(1)主な疾病の特徴
(2)子どもの疾病の予防と適切な対応、予防接種
 環境衛生 感染予防、消毒液の作成方法、感染予防(排泄物の処理方法;手袋の装着、ゴミの処理)
 健康教育(感染症対策)

保育における保健的対応
(1)保育における保健的対応の基本的な考え方
(2)3歳未満児への対応
保育における健康及び安全の管理「統計分析、課題、対策」
衛生管理
キーワード:感染症対策・保険的対応
到達目標:子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。 
     子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。 
事前学習
事前学習【2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

7回目
第7回.子どもの心身の健康状態とその把握   
(1)健康状態の観察
(2)心身の不調等の早期発見
疾患、状態の観察;呼吸、脈の測定、体温測定
子どもの疾病の予防及び適切な対応(1)外科疾患
骨折、外傷の応急処置

キーワード:健康状態の観察・早期発見・応急処置
到達目標:子どもの心身の健康状態の観察ができる。
     不調の早期発見、応急処置ができる。
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

8回
第8回.子どもの体調不良等に対する適切な対応
(1)体調不良や傷害が発生した場合の対応
(2)応急処置
(3)救急処置及び救急蘇生法  
小児救急講習(小児のAED、人工呼吸、小児の三角筋を使用した包帯法、小児の搬送、誤飲・事故予防止)

キーワード:応急処置・救急処置・救急蘇生法
到達目標:子どもの体調不良の応急処置、救急処置、救急蘇生法ができる。
                子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。 
     子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。 
事前学習
事後学習(2時間) 課題作成
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

9回
第9回. 子どもの疾病の予防及び適切な対応(2)内科疾患    
冷罨法の演習(発熱時の冷却法、熱中症の対応)              
個別的な配慮を要する子どもへの対応(慢性疾患、アレルギー性疾患等)
「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」(平成23 年3月、厚生労働省)

キーワード:子どもの内科疾患と対応
到達目標:子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。
     子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。 
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成

10回
第10回.子どもの疾患の予防及び適切な対応(3)思春期に特徴的な疾患
思春期保健教育


キーワード:思春期の疾患の予防・対応
到達目標:子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する。
     子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。 
     子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事前学習(2時間) 講義について調べる

11回
第11回.保護者、他職種間の連携・協働
                         
子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働
予防接種前後の観察、地域保健機関との連携
保育における子どもの健康のための多職種連携、協働における課題と対策

保護者との情報共有(コミュニケーション、保護者会、連絡ノート、IT情報)                                                                        「保護者会計画作成(テーマ、対象、内容、方法、時期、場所)」  
(中間レポート)
キーワード:保護者・他機関の連携・協働
到達目標:子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する。
     子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。 
     子どもの疾病とその予防法及び保護者・他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。 
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 保護者会計画作成

12回
第12回.子どもの疾患の予防、健康増進、健康教育                          
子どもの疾患の予防と適切な対応(4)歯科疾患  
口腔衛生、歯磨き指導、あと磨き指導の演習、染め出し、磨き残し、歯周病観察(観察シート)

キーワード:健康教育・歯磨き指導
到達目標:子どもの身体的な発育・発達と保健について理解する。
     子どもの心身の健康状態とその把握の方法について理解する。 
     子どもの疾病とその予防法及び他職種間の連携・協働の下での適切な対応について理解する。
事前学習
事前学習(2時間) 講義について調べる
事後学習
事後学習(2時間) 課題作成 健康教育・感想

13回
第13回.健康教育計画作成(養護、教育的関わり、子ども、保護者支援。社会資源連携:保健センター、歯科医)
(1)職員間の連携・協働と組織的取組 
(2)保育における保健活動の計画及び評価(年間計画作成、評価)
(3)母子保健・地域保健における自治体との連携
(期末レポート)
発表「健康教育計画」
テーマ;食育、衛生、生活リズム、歯科衛生等設定、対象(保護者、子ども)、教育方法、評価
キーワード:健康教育計画
到達目標:健康教育計画作成をすることができる。
事前学習
事前学習(2時間) 健康教育計画 (期末レポート)
事後学習
事後学習(2時間) 顕教教育計画・感想作成(期末レポート)

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
講義内 課題、及び中間・学期末レポート課題で総合的に評価する。
評価配分は以下の通りとする。
理解度・学習到達度(講義内 課題)30%
学習態度・参加度 20%
中間・学期末レポート課題 50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
講義内、発表等にて相互の学びをし、またコメントする。

講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
子どもの健康と安全 演習ノート
小林美由紀
診断と治療社
9784787825322
2200
参考文献・推薦図書
講義にて紹介する。
『写真でわかる小児看護技術アドバンス - 小児看護に必要な臨床技術を中心に (新訂版)』 、山元恵子監(インターメディカ、ISBN 9784899964094 2020)
『健康科学概論』(第3版) 後閑容子編、(ヌーヴェルヒロカワ、ISBN9784902085082  )
『保育者・養護教諭を目指す人のための 子どもの保健 健康と安全』、大澤眞木子監、(へるす出版、ISBN9784867190340 2022)
研究室
K棟202
オフィスアワー
火曜日5限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ