シラバス情報

授業科目名
福祉グローバル基礎研修
学年
1年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
林 和歌子、茆 海燕、佐野 智子
授業形態
授業で主に使用する言語
英語,日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
福祉分野において,グローバルな視点で地域社会に貢献でき,その専門性を広く社会に訴えることができる人材を育成するための基礎教育として,カナダのアルバータ大学で研修を行う.今年度もオンラインではあるが,海外の生活・文化・福祉を体感することにより,視野を広げるとともに,自己理解や他者理解など福祉に携わる者に求められる基本的視野を養う.海外の現状を知ることで,改めて日本の福祉の現状及び問題点を見つめなおし,取り組む姿勢を培う。また,協定校での学習や交流を通して、国際力や国際理解を高める.
授業の概要
事前授業は,学内で研修地に関する基礎知識の習得及び研修に必要な語学能力のブラッシュアップを行う。
協定校での研修は,すべて英語で行う。オンラインではあるが英語を学びながら,研修地の文化や福祉について実践的に学ぶ。
事後授業は,研修で学んだ内容について,グループでのディスカッションを行って理解を深めたうえで,成果発表を行う。また,各自学習成果レポートを作成する。

授業計画
<事前授業>
※事前に協定校の英語プレイスメントテストが実施される。指示に従って,必ず実施すること。

1 オリエンテーション(事前課題の提示、研修内容の理解) (担当:佐野)
    到達目標:研修の意義,内容,心構えを理解する
  [事前学習: 1h] シラバスをよく読み,事前に研修地について調べておくこと
  [事後学習: 1h] 興味のある問題について1つ以上調べ,まとめること

2 研修地の歴史・文化・福祉についての事前講義(担当:林)
  到達目標:研修地の概要,歴史,文化的背景を理解し,福祉制度を理解する.
  [事前学習: 1h] 事前に研修地の歴史・文化・福祉について調べておくこと
  [事後学習: 1h] 授業後は,興味のあること,疑問点や不明瞭な点を調べ,理解を深める

3 Communicative English(英語および専門用語)(担当:佐野)
  到達目標:研修において使えるコミュニケーション力を身につける
  [事前学習: 1h] 事前に英語の学習をしておくこと
  [事後学習: 1h] 継続的な英語学習を行う,専門用語に関しては繰り返し,覚える

4 事前課題の共有と確認(担当:林,茆)
  到達目標:研修先の福祉に関して調べよく理解をする.現地での学びの準備をする
  [事前学習: 1h] 事前に研修先の施設について調べておくこと
  [事後学習: 1h] 授業後は,各自それぞれの施設についてさらに調べ,理解を深めておくこと

5 協定校の学習システムへのログイン,使い方(担当:林,佐野,茆)
  到達目標:協定校の学習システムを使いえるようになる
  [事前学習: 1h] ログインに必要な手続きをしておくこと
  [事後学習: 1h] ログインをし,現地の担当教員に挨拶メールを送信する

<協定校での授業> 
※全10回の授業はすべて現地教員によって,英語で実施される。授業内容や宿題に関する質問は,授業内あるいはメールで直接,現地担当教員に聞くこと。
※当該科目の担当教員は,協定校での授業期間中,適宜必要なサポートを行う。

6 Communication Skills for Global Citizenship, for Social Workers (10回)
  到達目標:英語でコミュニケーションができるようになる。英語で福祉について学ぶことができ,積極的に英語で質問ができるようになる。
  [事前学習: 1h] 現地担当教員から課される課題
  [事後学習: 1h] 実際に覚えた英語を使ってみる

7 講義(研修地の福祉制度の概要,特色と課題) 
  到達目標: 研修地の福祉制度を理解し,日本の制度と比較し,日本の福祉の理解を深める
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉制度についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 新たに学習したこと,日本との違い,現地の課題などをまとめる

8 ゲストスピカ—によるカナダの福祉の現状
  到達目標:カナダの福祉の現状とその特徴を理解する。現地の課題と日本の課題を考えることが出来る。
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 新たに学習したこと,日本との違い,現地の課題などをまとめる

9 現地大学生との交流を楽しむ!
  到達目標:研修地の大学生と楽しく交流できる
  [事前学習: 1h] 事前に自己紹介やキーフレーズを復習しておく
  [事後学習: 1h] 学んだ単語やフレーズを覚える

10 研修地の生活文化環境の理解
  到達目標: 研修地の生活・文化・環境を理解し,福祉に関する理解を深める
  [事前学習: 1h] 研修地の歴史と文化についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 日本との違いをまとめておく

※協定校での研修では,その日に学んだことは,記録に残すこと。

<事後指導>
11 ディスカッション(担当:林,茆,佐野)
  到達目標:視察内容をまとめ,ディスカッションすることで,より理解を深める
  [事前学習: 1h] 現地で学んだことを思い出しておく
  [事後学習: 1h] ディスカッションで新たに気づいたことについて,考察し,理解を深める

12 報告レポート(研修成果)の作成指導(担当:林)
  到達目標:研修成果をレポートにまとめ,さらに理解を深める
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 研修レポートをまとめる

13 研修報告会用資料作成指導(担当:林)
  到達目標:発表会資料を作成することで,他者にわかりやすい説明・資料を考える
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 前回までまとめたことを参考に,報告会用の資料を仕上げる

14 研修報告プレゼンテーション実施(担当:佐野,林,茆)
  到達目標:わかりやすい発表ができる
  [事前学習: 1h] 発表のリハーサル
  [事後学習: 1h] 体験したことを発表することにより,学びをより深いものにする

15 まとめ(担当:佐野,林,茆)
  到達目標:他国の福祉を知ることで,自国の福祉課題に気づき,解決策を考えることが出来る
  [事前学習: 1h] 研修地の福祉現場についてもう一度復習をしておく
  [事後学習: 1h] 日本/自国の福祉課題解決にどのように活かせるかを考える

試験及び成績評価
評価配分は以下の通りである.
○事前授業への取り組み 10%
○現地研修*での課題提出,授業参加度 60%
○事後授業への取り組み 10%
〇成果レポート内容と成果発表 20%

*ただし,現地での成績が60点未満の場合は単位修得が困難になる可能性がある。協定校の課題はすべて提出し,協定校の授業にも積極的に参加することが単位修得に繋がる。そのためには事前の学習も重要であることを十分認識すること。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
協定校での課題に関しては,翌日の授業の際に現地担当教員よりフィードバックが行われる
事前事後の課題に関しては,次回の授業時にフィードバックを行う。また,必要に応じて適宜個別にフィードバックを行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業時に適宜資料を配布
参考文献・推薦図書
授業内で適宜紹介する
研究室
東金キャンパス A棟
佐野:A420
林:A418
茆:A412
オフィスアワー
佐野:S2 木曜2時限 金曜4時限
林:S1:火曜3限、水曜1限 S2:火曜3限、水曜3限 F1:火曜2限、木曜1限 F2:水曜2限、木曜4限
茆:S1金・3時限、S2木・3時限、F1火・3時限、F2木・3時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ