シラバス情報

授業科目名
ダイバーシティ社会論
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
増子 勝義
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
「ダイバーシティ社会」とは、多様性を受容し、包み込むインクルーシブな社会のことである。いわずもがなの話であるが、私たちが構成するこの社会は、多様な人々によって構成されている。そして、一人ひとり個性のある多様な人々のすべてが幸福を自覚できる社会であってほしいというのが、社会福祉や医療に携わる者の願いでもある。
 多様な人々を受容するには、社会的カテゴリーの違いによる無理解や誤解をなくし、正当に相互作用を行う必要がある。したがって、本授業ではそういった異なる人びととの違いをどうとらえ、どのようにともに歩むことかできるのかについて考察したい。そして、最終的には、どんな人の話も傾聴でき、受容できる専門職の基本姿勢を学ぶことになる。
授業の概要
本講義は2単位の授業であるから、最初の問題提起のあとは、週ごとにテーマを決め、異なる社会的カテゴリーの人を理解するために何が必要かを、時には演習形式で探り出していきたい。具体的には、授業を6つのテーマで運営し、ジェンダー、年齢、障がい、経済格差、地域性、エスニシティ、障がいのあるなしなどの異なるカテゴリーに属する人々への理解と共感を得るための講義とブレーンストーミングによって12回の授業が終了する。

授業案内動画
https://youtu.be/-fw_r-ymKMg

授業計画
1回
「ダイバーシティ社会」とは何か? 到達目標: 多様性社会について知る。
事前学習
[2h]人類の多様性、とくに民族や文化の多様性について、調べ考えてみる。
事後学習
[2h]人々を、区別するために行われるカテゴリー化、またはレイべリングの現状について復習する。

2回
「ジェンダーとは何か?」ジェンダー格差について考える。到達目標:ジェンダーとジェンダー格差について、理解する。
事前学習
[2h] ジェンダーとジェンダー格差について、改めて調べる。
事後学習
[2h]ジェンダー格差の解消についてについて、改めて調べる。

3回
ジェンダー格差解消のための方途、到達目標: ジェンダー格差の解消について理解する
事前学習
[2h]ジェンダー格差の解消法について自分の考えを整理しておく
事後学習
[2h]ジェンダー格差の解消法について授業の内容をまとめておく。

4回
高齢社会とエイジズム
到達目標: 高齢者福祉の概要を押さえ、エイジズム(高齢者差別)について知る
事前学習
[2h]高齢者福祉についてまとめる。
事後学習
[2h]高齢者のイメージを探り出す。

5回
高齢者差別の解消法
到達目標:高齢者差別の解消法を理解する。
事前学習
[2h]高齢者のイメージと高齢者差別についてあらかじめまとめておく。
事後学習
[2h] 高齢者差別の解消法に関して授業の内容をまとめておく。

6回
現代日本の階層構造
到達目標: 日本人の所得状況から社会階層の存在を理解する。
事前学習
[2h]現代日本人の所得分布や貧困について予習をしておく。
事後学習
[2h]階層や貧困率について理解する。

7回目
「子どもの貧困率」と貧困対策
到達目標: 「子どもの貧困率」と貧困対策について理解する。
事前学習
[2h]「相対貧困率」について調べ、日本の国際社会での位置づけを調べておく。
事後学習
[2h]子供に貧困対策についてまとめておく。

8回
日本の障がい者福祉
到達目標: 現代日本の障がい者福祉について大枠を押さえる。
事前学習
[2h]障がい者福祉についてできる範囲で予習をしておく。
事後学習
[2h]日本の障がい者福祉の特性を理解する。

9回
障がい者の差別  
到達目標: 障がい者差別の実態を知り、「障害者差別禁止法」に基づいてその解消の方途を探る。
事前学習
[2h]障がい者の差別について、あらかじめ理解しておく。
事後学習
{2h]改めて、障害者差別禁止法の理解を深める

10回
文化とエスニシティ
到達目標: 文化相対主義について理解する
事前学習
[2h]文化、エスニシティ、文化相対主義についてあらかじめ調べておく。
事後学習
[2h]文化相対主義について、徹底的に理解する。

11回
エスニシティとレイシズム(人種差別)
到達目標: 文化と形質が異なることの意味
事前学習
[2h]レイシズムについて調べておく
事後学習
[2h]レイシズムの解消法について授業をもとに整理する。

12回
地域格差と地域主義
到達目標: 地域主義の利点と限界について理解する。
事前学習
[2h]地域主義についてあらかじめ調べておく。
事後学習
[2h]グローバル社会と地域主義について整理する。

13回
現代社会とインクルージョニズム
到達目標:多様性を許容する社会の実現のための方途を整理する。
事前学習
[2h]ソーシャル・インクルージョンについてあらかじめ復習しておく。
事後学習
コミュニティ内の多様性とインクルージョニズムについて整理する.

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
授業内レポート、期末試験を実施する。評価配分は以下の通り。
〇期末試験:50%
〇授業内レポート:40%
〇授業への取り組み:10%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内で解説する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
参考文献・推薦図書
研究室
オフィスアワー
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ