シラバス情報

授業科目名
理学療法学セミナーI
学年
2年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
金谷 さとみ
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
模擬臨床場面を設定し、実践的な事例教育の中から、チーム医療における理学療法の独自性と専門性を考察する。
到達目標:理学療法に必要不可欠な理学療法評価技法について、臨床応用を基盤とした上で、一連の基本動作を実践できるようになる。
授業の概要
理学療法士は検査・測定結果から理学療法治療プログラムの立案・実践を行っていく。そのためには正確に検査・測定を実施できる技能を持つとともに、それを解釈する知識が求められる。また、医療職・対人援助職としてふさわしい態度も求められる技能である。本講義では理学療法に必要不可欠な理学療法評価技法や知識について、座学・演習を通して学ぶとともに、対患者様を意識した態度やふるまいの習得を目指す。

授業計画
1回
理学療法士に必要な基礎知識
内容:理学療法士が臨床で患者様に検査・測定・治療を提供するために必要となる基礎知識についての確認をする
到達目標:理学療法実践における解剖学・生理学・運動学の重要性を理解する
事前学習
0.5h:テキストのP2〜14(特にP10〜14)、を熟読して、客観的臨床能力試験(OSCE)についてある程度理解しておくこと。
事後学習
0.5h:解剖学・生理学・運動学の復習をして知識の整理を行うこと。

2回
脈拍と血圧測定の理解
内容:脈拍と血圧測定の実施方法を理解するための演習を行う
到達目標:脈拍と血圧測定の技能を習得するとともに、コミュニケーション技法に関しても再確認する
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p140ー156を熟読し理解を深める。
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する。

3回
関節可動域測定(上肢)
内容;上肢の関節可動域測定について演習を行う
到達目標:上肢(肩関節外転関節可動域測定)における技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる

事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p172ー193を熟読し理解を深める。
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する。

4回
関節可動域測定(下肢)
内容:下肢の関節可動域測定について演習を行う
到達目標:下肢(股関節屈曲関節可動域測定)における技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p172ー193を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

5回
筋力測定(上肢)
内容:上肢の筋力測定について演習を行う
到達目標:上肢(肩関節屈曲運動の筋力測定)における技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p194ー226を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

6回
筋力測定(下肢)
内容:下肢の筋力測定について演習を行う
到達目標:下肢(股関節外転運動の筋力測定)における技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p194ー226を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

7回目
形態測定(周径)
内容:周径計測についての演習を行う
到達目標:前腕周径(最大)測定の技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p227ー241を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

8回
形態測定(四肢長)
内容:四肢長計測についての演習を行う
到達目標:下肢長(棘果長・転子果長)測定の技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる

事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p227ー241を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

9回
感覚検査
内容:感覚検査の演習を行う
到達目標:感覚検査(上肢の触覚検査)の技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p275ー290を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

10回
反射検査
内容:反射検査の演習を行う
到達目標:反射検査(腱反射・病的反射)の技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p291ー301を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

11回
脳卒中麻痺側運動機能検査(上肢BRS)
内容:上肢の麻痺側運動機能検査の演習を行う
到達目標:脳卒中麻痺側運動機能検査(上肢BRS)の技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる
事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p312ー330を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

12回
脳卒中麻痺側運動機能検査(下肢BRS)
内容:下肢の麻痺側運動機能検査の演習を行う
到達目標:脳卒中麻痺側運動機能検査(下肢BRS)の技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる。

事前学習
0.5h:テキスト『PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編(第2版)』p312ー330を熟読し理解を深める
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

13回
まとめ
客観的臨床能力試験の詳細について具体的な説明を行う。また、これまでの演習により得られた実技の疑問点や理解できない点について,グループ間で討議をして,疑問点を解決する。
到達目標:講義(演習)で行った検査測定の技能を習得するとともに、その留意点についても理解できる。
事前学習
0.5h:授業で実施した全ての実技内容について円滑に遂行できるよう準備を進めておくこと。また、疑問点や理解できない点について整理しておくこと
事後学習
0.5h:授業で実施した実技に関して自己練習を実施する

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
本講義では「知識」「技能」「態度」の3領域の評価を行う。それぞれの成績配分と評価方法は以下の通りとする。なお、3領域すべてで60%以上の得点率を取得することを単位取得条件とする
知識:期末試験(筆記式)35%
技能:客観的臨床能力試験(実技試験)35%
態度:客観的臨床能力試験(実技試験)30%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
試験終了後にフィードバックの時間を設ける
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
PT・OTのための臨床技能とOSCE: コミュニケーションと介助・検査測定編
才藤 栄一
金原出版
978-4-307-75051-6
参考文献・推薦図書
ROM測定/福田修/三輪書店/978-4-89590-354-7
新・徒手筋力検査法-原著第10版/津山直一(訳)/協同医書出版/978-4-7639-0041-8
研究室
A棟 502
オフィスアワー
火曜3・4限、水曜3・4限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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