シラバス情報

授業科目名
神経内科系医療学
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
杉山 健
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
理学療法と関わりの深い神経内科学的疾患について学び、以下のことについて理解することを目標とする。
1.病因・病態生理・症候を理解する
2.医学的診断(画像・生理検査含む)・薬物療法
3.リハビリテーション医療
授業の概要
中枢神経障害や末梢神経・筋疾患を引き起こす主な疾患の病因、病態生理、症候、診断と薬理を含む治療を学ぶ。脳血管疾患や感染・炎症疾患、神経変性疾患、神経筋接合部疾患などの疫学、予後、病因、評価、検査などついて学習する。また、神経内科的診断に必要となる画像所見(レントゲン、CT、MRI、超音波エコーなど)の基礎を学ぶ。

授業計画
1回
1. オリエンテーション/神経総論/脳血管障害について
  内容
  神経内科という領域について、さらに脳血管障害について講義する。
  到達目標
  神経内科の中で、なぜ脳卒中なのか? 国家試験過去問題における傾向とその対策を理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】事前に、脳の機能局在と神経疾患 および 神経疾患の危険因子、神経疾患の合併症、救急蘇生法 の概略を調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

2回
2. 脳血管障害(1)脳梗塞について
  内容
  脳血管障害の中でも脳梗塞の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  脳卒中の分類の中で脳梗塞のもつ特異性を理解する。
  
事前学習
【事前学習 3時間】事前に、脳梗塞の病型分類、症状の特徴、診断方法 および 治療方法の概略を調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

3回
3. 脳血管障害(2)脳出血について
  内容
  脳血管障害の中でも脳出血の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  脳卒中の分類の中で脳出血のもつ特異性を理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】事前に、脳出血の病型分類、症状の特徴、診断方法 および 治療方法の概略を調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

4回
4. 脳血管障害(4)高次脳機能障害について
  脳血管障害の症候群である高次脳機能障害の概略について講義する。
  到達目標
  脳卒中後遺症の中でもっとも目立ちにくい症候群である高次脳機能障害。
  それらの概略と解剖学的な基礎をマスターする。
事前学習
【事前学習 3時間】高次脳機能障害の主症候とそれらの原因となる解剖学的な分類を調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

5回
5. 水頭症/先天奇形について
  内容
  水頭症と先天奇形の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  水頭症の主症状およびその基盤となる髄液循環について理解する。先天奇形のうち重要なものの基本を理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】髄液の産生と循環、吸収について、および代表的な先天奇形の概略を調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

6回
6. 多発性硬化症/Guillain-Barre症候群について
  内容
  多発性硬化症とGuillain-Barre症候群の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  神経細胞の軸索と脱髄とは何か および その障害による主症状を理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】神経細胞の軸索と脱髄について調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

7回目
7. Parkinson病について
  内容
  Parkinson病の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  運動系に対する錐体外路による調節とは何かを理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】錐体外路とその障害による主症状について調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

8回
8. 脊髄小脳変性症について
  内容
  脊髄小脳変性症の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  運動系のスムーズさを規定しているネットワークについて理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】運動系に対する脊髄小脳系の運動制御について調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

9回
9. 筋萎縮性側索硬化症について
  内容
  筋萎縮性側索硬化症の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  運動系の主役である錐体路を理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】錐体路 とくに解剖学的な特徴を調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

10回
10. 重症筋無力症筋/筋ジストロフィーについて
  内容
  重症筋無力症と筋ジストロフィーの病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  神経筋接合部および筋のはたらきを理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】神経筋接合部 および 筋の収縮と弛緩にかかわる解剖学的構造について調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

11回
11. 認知症/てんかんについて
  内容
  認知症とてんかんの病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  社会的にもっとも重要な疾患である認知症を理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】認知症の分類、主症状について調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

12回
12. 頭部外傷/脳腫瘍について
  内容
  頭部外傷と脳腫瘍の病態生理や診断、リハビリテーション医療について講義する。
  到達目標
  頭部外傷および脳腫瘍の画像診断とその特徴について理解する。
事前学習
【事前学習 3時間】頭部外傷および代表的な脳腫瘍の画像所見について調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

13回
13.呼吸器合併症および循環器系合併症/心肺停止/救命処置について
  内容
  神経内科領域における呼吸器系の合併症について講義する。
  また、循環器系の合併症について講義するとともに、心肺蘇生・救命処置の重要性を講義する。
  到達目標
  神経疾患に合併する呼吸器系疾患を理解する。
  目の前でおこった心停止に対するBLSが実施できるようにする。
事前学習
【事前学習 3時間】肺動脈血栓塞栓症の病態、症状および成人に対するBLSの流れについて調べておくこと。
事後学習
【事後学習 1時間】講義を復習し、理解を深めること。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
講義ごとに行う確認テストによって成績を判断する(100%)。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
課題は翌週の授業で解説する。
※授業についての質問はmanabaを活用してください。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
病気がみえる 脳・神経 第2版
医療情報科学研究所
メディックメディア
9784896326864
BLSプロバイダ−マニュアル AHAガイドライン2020準拠
アメリカ心臓協会
シナジ−
9784916166890
参考文献・推薦図書
『PT/OT国家試験必修ポイント2023専門基礎分野臨床医学』(医歯薬出版株式会社/2022年(出版予定)/¥4,400+税)
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