シラバス情報

授業科目名
老年学
学年
3年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
金谷 さとみ
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
医療現場では患者の多くが高齢者であり、その理学療法の提供に際しては、主たる疾患のみならず、加齢による心身の特性、様々なリスクを考慮して実施する必要がある。老年学では、基礎疾患に関する授業では学びきれない高齢者の心身機能変化や生理学的変化、老年症候群などの知識を習得する。
キーワード:老年症候群 加齢変化 廃用症候群 frailty 
授業の概要
加齢に伴う身体・精神・心理機能の変化を学ぶとともに、代表的な老年症候群や、廃用、褥瘡などの高齢期に生じやすい疾病・障害について、病因や分類、病態、評価、診断、治療、高齢者の心理・社会的側面などについて幅広く学習する。


授業計画
1回
高齢者の加齢変化と疾患
内  容:加齢による心身機能の生理学的変化、疾患との因果関係などについて学ぶ。(教科書1〜46頁)
到達目標:高齢者の心理・社会的背景、心身機能の特徴を幅広く理解する。


事前学習
2h:教科書19〜46頁を読み、加齢による生理学的変化を予習する。
事後学習
2h:加齢による生理学的変化をわかりやすく整理する。

2回
老年症候群の概要と認知症
内  容:老年症候群の概要、認知症疾患の捉え方とその対応、治療効果などについて学ぶ。(教科書47〜81、参考文献1) 
到達目標:認知症の中核症状とBPSDを理解し、コミュニケーションの方法を学ぶ。


事前学習
2h:教科書53〜62を読み老年症候群を予習する。
事後学習
2h:老年症候群と認知症についてわかりやすくまとめる。

3回
高齢者の疾患(神経、呼吸器、循環器等)
内  容:高齢者の神経疾患、呼吸器、循環器等の病因や分類、病態、評価、診断、治療について学ぶ。
到達目標:高齢者の疾患、特に特徴的な症状や治療経過などについて理解する。

事前学習
2h:教科書64〜97を読み高齢者の疾患について予習する。
事後学習
2h:高齢者の神経疾患の特徴や治療について整理する。

4回
高齢者の疾患(消化器疾患、内分泌、血液・免疫、腎・泌尿器疾患等)
内  容:高齢者の消化器疾患、内分泌、血液・免疫、腎・泌尿器疾患等の病因や分類、病態、評価、診断、治療について学ぶ。
到達目標:高齢者の疾患、特に特徴的な症状や治療経過などについて理解する。


事前学習
2h:教科書108〜117を読み高齢者の疾患について予習する。
事後学習
2h:高齢者の内部障害の特徴や治療について整理する。

5回
高齢者の疾患(運動器疾患、口腔疾患等)
内  容:高齢者の運動器疾患、口腔疾患等の病因や分類、病態、評価、診断、治療について学ぶ。
到達目標:高齢者の疾患、特に特徴的な症状や治療経過などについて理解する。

事前学習
2h:教科書118〜126を読み高齢者の疾患について予習する。
事後学習
2h:高齢者の運動器疾患の特徴や治療について整理する。

6回
高齢者に多い感染症と合併症
内  容:高齢者に発症する様々な感染症について、その原因や分類、病態、対処方法、診断・治療について学ぶ。
到達目標:高齢者の感染症の特徴的な症状や治療経過などについて理解し、院内感染やスタンダードプリコーションについての理解を深める。


事前学習
2h:教科書193〜205を読み高齢者の感染症について予習する。
事後学習
2h:高齢者の感染症の予防策について整理する。

7回目
終末期にある高齢者とその合併症
内  容:いわゆる終末期にある高齢者の理学療法を提供する際に必要な知識、合併症などの理解を深める。(褥瘡、誤嚥性肺炎、低栄養、口腔ケア、廃用症候群など)
到達目標:高齢者の在宅終末期に関する理解を深め、その病態や治療方法を学び、十分なリスク対策が検討できる。


事前学習
2h:在宅終末期医療とはどのようなものか調べる。
事後学習
2h:終末期にある高齢者のリスク対策を整理する。

8回
事前学習
事後学習

9回
事前学習
事後学習

10回
事前学習
事後学習

11回
事前学習
事後学習

12回
事前学習
事後学習

13回
事前学習
事後学習

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
・小テスト、期末試験を実施する。
・評価配分は小テスト10%、期末試験80%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、またはmanabaでの案内
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
老年学テキスト
飯島節、鳥羽研二
南江堂
978-4-524-24021-7
参考文献・推薦図書
認知症の標準的解釈とリハビリテーション介入/金谷さとみ/文光堂/978-4-8306-4555-6
研究室
A棟 502
オフィスアワー
火曜日3時限、水曜日3時限
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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