シラバス情報
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教員名 ： 金谷 さとみ
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授業科目名
地域理学療法学演習
学年
3年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
〇（実務経験有）
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
金谷 さとみ
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
地域に暮らす高齢者や障害者を生活者としてとらえ、地域理学療法の意義を理解する。包括的な視点から地域における理学療法の知識・技術を深め、地域理学療法の具体的な展開について学ぶ。
キーワード：地域連携 地域包括ケア 通所系 訪問系 介護予防 授業の概要
地域理学療法学の知識を基盤として、幅広い視野で繰り広げられる地域理学療法について展開する。地域に在住する高齢者や障害者に理学療法を実施するうえで必要な知識・技術を身に着け、対象者を長期的に捉え、最も的確な支援を導き出すことができる良質な理学療法士の育成を目指す。また、一次・二次・三次予防の考え方を深め、通所や訪問などで提供される理学療法のみならず、転倒予防教室などにおける具体的な企画立案・その実施方法を演習する。
授業計画
1回
ノーマライゼーションを実現するために必要な知識
内 容：地域理学療法学で学んだ制度や社会背景、エンパワメント等の地域特有の考え方を学び、地域活動で必要となるコミュニケーションスキルとモラルを身につける。 到達目標：地域理学療法の取り組みに必須となる概念やスキルを身につける 事前学習
0.5ｈ：介護保険制度、障害者総合支援法について調べる。
事後学習
0.5ｈ：地域特有の考え方、それらの用語の意味についてまとめる。
2回
退院支援について議論し解決策を導く（ワークショップ）
内 容：医療機関から自宅に退院する際の問題点を検討し、理学療法士がどのような視点で何をすべきかを具体的に学ぶ。 到達目標：退院前訪問指導、退院時リハビリテーション指導等の重要性を理解する。 事前学習
0.5ｈ：障害を持った患者が退院するときに必要なことは何かについて調べる。
事後学習
0.5ｈ：退院支援の対象となる患者はどのような状態かを整理する。
3回
ケアアセスメントとケアプラン
内 容：地域で理学療法を提供するために必要なリハビリテーション実施計画書の基になるケアプランを理解する。 到達目標：ケアプランの読み取り方を学び、生活者への援助について学ぶ 事前学習
0.5ｈ：地域の様々な機関における介護サービスを調べる。
事後学習
0.5ｈ：ケアプランに基づく介護サービスの方法を再確認する
4回
模擬サービス担当者会議（ワークショップ）
内 容：モデル症例の模擬サービス担当者会議を演習する。 到達目標：本人・家族を含めた関連職種が行うサービス担当者会議をから在宅ケアやリハビリテーションの方向性を見出す。 事前学習
0.5ｈ：１症例を取り巻く関係職種について学ぶ。
事後学習
0.5ｈ：地域サービスと理学療法士の役割を整理する。
5回
地域理学療法の個別支援
内 容：地域理学療法を実践するためのリスク管理、幅広い視点と長期的視野、さらには在宅終末期理学療法などの個別支援を学ぶ。 到達目標：心身機能と活動量の評価と双方への介入方法、運動の習慣化を学ぶ。 事前学習
0.5ｈ：自己効力感や活動量の評価方法について調べる。
事後学習
0.5ｈ：運動時のリスク管理について再学習する。
6回
地域理学療法の実際（ワークショップ）
内 容：ケアプランに基づくリハビリテーション実施計画書を作成する。 到達目標：地域における個別理学療法を計画し実践できる。 事前学習
0.5ｈ：リハビリテーション実施計画書作成の流れを予習する。
事後学習
0.5ｈ：リハビリテーション実施計画書の各項目を復習する。
7回目
物的環境と人的環境（ワークショップ）
・住宅改修、福祉用具の評価・導入 ・他者との交流、家族介護力などの評価・支援 内 容：物的環境（住宅改修や福祉用具）や人的環境の評価と支援について学ぶ。 到達目標：身体機能に見合う環境整備、心身機能に見合う家族支援などについて学ぶ。 事前学習
0.5ｈ：福祉用具の種類、住宅改修の事例を見て予習する。
事後学習
0.5ｈ：住宅改修や福祉用具提供の背景にある制度を再確認する。
8回
小児へのかかわりと地域理学療法
内 容：障害者総合支援法の小児施設における理学療法士の役割について学ぶ 到達目標：様々な小児施設と各種サービス、理学療法の展開について知る。 事前学習
0.5ｈ：障害者総合支援法とそのサービスを予習する。
事後学習
0.5ｈ：就学前と就学前の小児へのかかわりについて整理する。
9回
健康の社会的要因、集団に対する2つのアプローチ
内 容：健康寿命、健康の社会的要因などをとらえ、介護予防を幅広くとらえる。 到達目標：健康指導の取り組みに関する制度・背景を学ぶ。 事前学習
0.5ｈ：介護予防事業について予習する。
事後学習
0.5ｈ：予防に関する様々な形とその背景にある制度を整理する。
10回
予防介入の科学的根拠
内 容：介護予防、転倒予防など様々な研究成果を学び介護予防事業の企画に生かす。 到達目標：介護予防事業や転倒予防教室の効果を認識してもらう。 事前学習
0.5ｈ：転倒の内的・外的要因をまとめる。
事後学習
0.5ｈ：介護予防・転倒予防教室の効果について整理する。
11回
模擬介護予防教室の企画①（ワークショップ）
内 容：特定の地域住民を対象とした介護予防教室を1から企画する。 到達目標：介護予防事業の流れ（評価、実践、効果）を学ぶ。 事前学習
0.5ｈ：全国の介護予防の取り組みを調べる。
事後学習
0.5ｈ：介護予防事業の企画までの流れをフローチャートで示す。
12回
模擬介護予防教室の企画②（ワークショップ）
内 容：企画した介護予防教室で見込まれる効果判定方法を検討する。 到達目標：介護予防事業の効果検証について理解する。 事前学習
0.5ｈ：全国の介護予防の取り組み報告例を調べる。
事後学習
0.5ｈ：介護予防事業のその他の効果検証方法について理解を深める。
13回
模擬介護予防教室の演習（ワークショップ）
内 容：特定の地域住民の介護予防事業（企画したもの）を報告する。 到達目標：実施前の評価と実践方法、実施後の評価と効果判定について演習する。 事前学習
0.5ｈ：企画した介護予防事業のプレゼンテーションの準備を行う。
事後学習
0.5ｈ：介護予防全体の流れをフローチャートで示す。
14回
事前学習
事後学習
15回
事前学習
事後学習
16回
事前学習
事後学習
17回
事前学習
事後学習
18回
事前学習
事後学習
19回
事前学習
事後学習
20回
事前学習
事後学習
21回
事前学習
事後学習
22回
事前学習
事後学習
23回目
事前学習
事後学習
24回
事前学習
事後学習
25回
事前学習
事後学習
26回
事前学習
事後学習
試験及び成績評価
・２，４，６，７回目のワークショップの成果60％，
・11、12、13回目のワークショップの成果40％ 課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
次回授業内での解説、またはmanabaでの案内
講義で使用するテキスト（書名・著者・出版社・ISBN・備考）
適宜資料を配布する。
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参考文献・推薦図書
１）『検証健康格差社会−介護予防に向けた社会疫学的大規模調査』近藤克則（医学書院／2008／4200円）
２）『地域理学療法の診療ガイドライン，理学療法ジャーナルVol.47No.9』金谷さとみ（医学書院／2013／1826円） 研究室
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