シラバス情報

授業科目名
疾患別理学療法治療学実習(神経系)
学年
3年
単位数
1.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
原田 恭宏
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
授業の到達目標
神経系の機能を理解し、その障害像から理学療法を理解する。

授業のテーマ
神経疾患に対する理学療法の実際を学ぶ。
キーワード:中枢神経・理学療法







授業の概要
授業内容:
中枢神経系疾患や末梢神経・筋疾患に対する理学療法を理解し、実践できる技術を学ぶ。また、視覚障害やめまい、精神障害領域など、精神・神経に関わる障害に対する理学療法を知る。

英語科目名:Practices of Physical Therapy in Disorders a (Neurology)

授業形態:講義・基本的に対面授業で実施する。


授業計画
1回
1回.オリエンテーション:全20回の講義内容と流れについて説明
脳血管障害に対する急性期理学療法(リスク管理/ポジショニング)
到達目標:脳血管障害に対する急性期理学療法の目的を理解するとともに、急性期理学療法(リスク管理/ポジショニング)を理解する。
事前学習
テキスト①の内容をもとに「中枢神経理学療法学」の復習をしっかりしておくこと。




事後学習
テキスト①3章(p25〜37)/テキスト②(p150〜157)の内容をもとに、急性期理学療法(リスク管理/ポジショニング)の理解を深める。

2回
2回.脳血管障害に対する急性期理学療法(座位耐性/関節可動域運動)
到達目標:脳血管障害に対する急性期での座位耐性/関節可動域運動を理解する。
事前学習
テキスト①3章(p25〜37)の内容をもとに急性期理学療法についてしっかり復習しておくこと。
事後学習
テキスト①3章(p25〜37)/テキスト②(p34〜44)の内容をもとに、急性期理学療法(座位耐性/関節可動域運動)の理解を深める。

3回
3回.脳血管障害に対する回復期理学療法(起き上がり動作)
到達目標:脳血管障害に対する回復期での起き上がり動作を理解する。
事前学習
テキスト①12章(p126〜127).13章(p142)の内容をもとに急性期理学療法についてしっかり復習しておくこと。
事後学習
テキスト①12章(p126〜127).13章(p142)/テキスト②(p158〜176)の内容をもとに、回復期理学療法(起き上がり動作)の理解を深める。

4回
4回.脳血管障害に対する回復期理学療法(座位姿勢⇒アプローチ)
到達目標:脳血管障害に対する回復期理学療法(座位姿勢⇒アプローチ)を理解する。

事前学習
テキスト①6章(p77〜78)の内容をもとに急性期理学療法についてしっかり復習しておくこと。
事後学習
テキスト①6章(p77〜78)の内容および講義内容をもとに、回復期理学療法(座位姿勢⇒アプローチ)の理解を深める。

5回
5回.脳血管障害に対する回復期理学療法(立ち上がり動作)
到達目標:脳血管障害に対する回復期での立ち上がり動作を理解する。


事前学習
テキスト①13章(p142〜143)の内容をもとに急性期理学療法についてしっかり復習しておくこと。
事後学習
テキスト①13章(p142〜143)/ テキスト②(p177〜200)の内容をもとに、回復期理学療法(起き上がり動作)の理解を深める。

6回
6回.脳血管障害に対する回復期理学療法(立位姿勢⇒アプローチ)
到達目標:脳血管障害に対する回復期理学療法(立位姿勢⇒アプローチ)を理解する。

事前学習
テキスト①6章(p74〜76)の内容をもとに急性期理学療法についてしっかり復習しておくこと。
事後学習
テキスト①6章(p74〜76)の内容および講義内容をもとに、回復期理学療法(立位姿勢⇒アプローチ)の理解を深める。

7回目
7回.脳血管障害に対する回復期理学療法(歩行動作)
到達目標:脳血管障害に対する回復期での歩行動作を理解する。

事前学習
テキスト①9章(p95〜99).12章(p130〜131)の内容をもとに急性期理学療法についてしっかり復習しておくこと。
事後学習
テキスト①9章(p95〜99).12章(p130〜131)/テキスト②(p252〜265)の内容をもとに、回復期理学療法(歩行動作)の理解を深める。

8回
8回.脳血管障害に対する回復期理学療法(歩行アプローチ)
到達目標:脳血管障害に対する回復期理学療法(歩行アプローチ)を理解する。

事前学習
テキスト①6章(p76〜77)の内容をもとに急性期理学療法についてしっかり復習しておくこと。
事後学習
テキスト①6章(p76〜77)の内容および講義内容をもとに、回復期理学療法(歩行アプローチ)の理解を深める。

9回
9回.認知症患者の理学療法
認知症の原因疾患と疾患分類、認知症の症候を理解し、運動効果を理解する。
到達目標:認知症患者の的確な理学療法が提供できる。(認知症の改善、予防、重度化防止)


事前学習
認知症の症候(中核症状、周辺症状)について予習する。
事後学習
DSM-5の疾患分類を整理し理解する。

10回
10回.神経筋疾患(筋ジストロフィー)に対するアプローチ
到達目標:筋ジストロフィーの病型、遺伝形式、臨床症状を理解し、その理学療法について理解する

事前学習
筋ジストロフィーの病型、遺伝形式、臨床症状について予習をする。
事後学習
配布資料、講義内容を整理してまとめること

11回
11回.運動失調症に対する理学療法①
到達目標:運動失調症に対する評価が実施できる


事前学習
運動失調症に対する評価項目や方法について復習する
事後学習
運動失調症に対する評価についてまとめ、授業で実施した評価方法を学生間で実技練習する。

12回
12回.運動失調症に対する理学療法②
到達目標:運動失調症に対する理学療法が実施できる

事前学習
教科書p189〜p195までを熟読する
事後学習
授業で実施した運動失調症に対する理学療法のまとめを行い、学生間で実技練習する。

13回
13回.運動失調症に対する理学療法③
到達目標:運動失調症に対する理学療法(PNF)が実施できる

事前学習
事前配布資料を熟読する
事後学習
授業で実施した運動失調症に対する理学療法(PNF)のまとめを行い、学生間で実技練習する。

14回
14回.パーキンソン病に対する理学療法①
到達目標:パーキンソン病に対する評価が実施できる

事前学習
教科書p217〜p219までを熟読する
事後学習
パーキンソン病に対する評価についてまとめ、授業で実施した評価方法を学生間で実技練習する。

15回
15回.パーキンソン病に対する理学療法②
到達目標:パーキンソン病に対する理学療法が実施できる

事前学習
教科書p219〜p227までを熟読する
事後学習
授業で実施したパーキンソン病に対する理学療法のまとめを行い、学生間で実技練習する。

16回
16回.パーキンソン病に対する理学療法③
到達目標:パーキンソン病に対する理学療法(PNF)が実施できる

事前学習
事前配布資料を熟読する
事後学習
授業で実施した運動失調症に対する理学療法(PNF)のまとめを行い、学生間で実技練習する。

17回
17回.脊髄損傷に対する急性期理学療法(呼吸管理/循環管理)
到達目標:脊髄損傷(特に頸髄損傷)に対する急性期理学療法(呼吸管理/循環管理)に関して理解できる。

事前学習
テキスト①25章/26章/27章における脊髄の解剖機能/自律神経/評価のところをしっかりっと復習しとく。
事後学習
テキスト①28章(p303〜312)の内容および講義内容をもとに、脊髄損傷に対する急性期理学療法(呼吸管理/循環管理)の理解を深める。

18回
18回.脊髄(頚髄レベル)損傷者に対する回復期理学療法
到達目標:頚髄損傷における損傷レベル別理学療法に関して理解できる。

事前学習
テキスト①25章/26章/27章における脊髄の解剖機能/自律神経/評価のところをしっかりっと復習しとく。
事後学習
テキスト①29章/30章/31章(p313〜336)の内容および講義内容をもとに、脊髄(頚髄レベル)損傷者に対する回復期理学療法の理解を深める。

19回
19回.脊髄(胸腰髄レベル)損傷者に対する回復期理学療法
到達目標:胸腰髄損傷における損傷レベル別理学療法に関して理解できる。

事前学習
テキスト①33章(p347〜349)の内容における回復期理学療法の目的のところをしっかりっと精読しとく。
事後学習
テキスト①33章(p347〜356).35章(p367〜370)の内容および講義内容をもとに、脊髄(胸腰髄レベル)損傷者に対する回復期理学療法の理解を深める。

20回
20回.脊髄損傷者における車いす操作
総括および期末試験の概要説明
到達目標:脊髄損傷における車いす操作に関して理解できる。
事前学習
「日常生活活動学(実習)」で修得した内容(車いす)を復習しとく。
事後学習
テキスト①33章(p352〜353).35章(p365〜366)の内容および講義内容をもとに、脊髄損傷者における車いす操作の理解を深める。
第1回から第20回までの講義(実習)によって得た知識をもとに、期末試験対策を行うとよい。

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
評価配分および成績評価は以下の通りとする.
◯ 期末試験:100%
◯ 成績評価:期末に筆記試験を実施し、60%以上の成績をもって単位取得とする。


課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
期末試験後、全受講者を対象とし希望者に対して時間外での解説を実施する.
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
中枢神経障害理学療法学テキスト 改訂第3販
植松光俊 他
南江堂
9784524252572
PT・OTのための臨床技能とOSCE 機能障害・能力低下への介入編
才藤 栄一(監修)・他
金原出版
9784307750516
参考文献・推薦図書
・『脳卒中最前線 第4版』福井圀彦 他(医歯薬出版/2009/9,504円)
・『理学療法学ゴールド・マスター・テキスト5「中枢神経系理学療法学」』柳澤健(編集)( メジカルビュー社/2009/4,536円)
・『脳卒中理学療法の理論と技術 改訂第2版』原寛美 他(メジカルビュー社/2016/7,020円)
研究室
A棟5階 516研究室
オフィスアワー
火曜日4時限・木曜日昼休み
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学位授与方針との関連
関連ページ
https://www.jiu.ac.jp/visitors/students/detail/id=1001