シラバス情報

授業科目名
日本文化論
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
長尾 宗典
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
明治以降の日本文化論の代表的作品と内容を、時代背景とともに理解する。個々の著作を深く掘り下げて、日本の近代化と関わりながら、日本の文化がどのように描かれてきたのか、考察したい。
授業の概要
①科目名(英語名):日本文化論(Introduction to Japanese Culture)
②授業形態:講義形式で行う。
③内容:
日本文化論の著者の思想も交えて紹介しつつ、どのような文脈でどういった特徴の文化論が登場してくるのかを検討する。この授業では明治時代に海外に向けて書かれた日本文化の著作を中心に取り上げ、明治維新後の日本の近代化と日本文化論形成とのかかわりを考察することを主眼とする。
同一科目名で他の先生が担当する授業では、本講義と異なる時代の著作を扱う授業もあるので、内容をよく確認の上、各自が興味を持てるものを履修登録すること。
④授業で主に使用する言語:日本語

授業紹介動画:https://youtu.be/o8HQQZDUEho

授業計画
1回
「日本文化論」の前提
 到達目標:日本文化論がどんなものなのか理解する。
事前学習
[2h]文化とは何かについて考えておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

2回
「日本文化論」の系譜
 到達目標:これまでにどんな日本文化論が書かれてきたかを理解する。
事前学習
[2h]戦後、日本で話題となった日本文化論にどんなものがあるか調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

3回
日本人が見せたい日本、外国人が見たい日本
 到達目標:日本文化の海外と国内のギャップを意識する。
事前学習
[2h]日本文化のイメージを自分なりに考えておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

4回
「文明開化」とは何であったのか
 到達目標:明治維新後の日本文化にもたらされた変化を理解する。
事前学習
[2h]開国以後日本が輸入したものや、その影響を調べること
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

5回
近代日本人と宗教
 到達目標:無宗教と言われる日本人の宗教について考えを深める。
事前学習
[2h]自分の家の宗教について考えておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

6回
内村鑑三と『代表的日本人』① 内村鑑三という人
 到達目標:内村鑑三という人について理解する
事前学習
[2h]取り上げる人物がどのような人物か、図書館等で辞書を調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

7回目
内村鑑三と『代表的日本人』② 何を言いたかったのか
 到達目標:『代表的日本人』の著作の特徴を理解する。
事前学習
[2h]取り上げる人物がどのような人物か、図書館等で辞書を調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

8回
新渡戸稲造の『武士道』① 新渡戸稲造という人
 到達目標:新渡戸稲造という人について理解する。
事前学習
[2h]取り上げる人物がどのような人物か、図書館等で辞書を調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

9回
新渡戸稲造の『武士道』② 「武士道」には何が書かれているか
 到達目標:『武士道』という著作の特徴を理解する。
事前学習
[2h]取り上げる人物がどのような人物か、図書館等で辞書を調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

10回
新渡戸稲造の『武士道』③ ルース・ベネディクトが見落としたもの
 到達目標:『武士道』研究の現段階を理解する。
事前学習
[2h]取り上げる人物がどのような人物か、図書館等で辞書を調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

11回
岡倉天心と『茶の本』① 「日本美術」誕生
 到達目標:明治以降の「美術」の位置と岡倉天心という人について理解する。
事前学習
[2h]取り上げる人物がどのような人物か、図書館等で辞書を調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

12回
岡倉天心と『茶の本』② 西洋を撃つ思想
 到達目標:『茶の本』の内容を理解する。
事前学習
[2h]取り上げる人物がどのような人物か、図書館等で辞書を調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

13回
「日本文化論」が要らなくなる日
 到達目標:「日本文化論」について批判的に捉える視点を確立する。
事前学習
[2h]これまで取り上げてきた文献について図書館等で調べておくこと
事後学習
[2h]配布資料をよく復習し、図書館等で関連文献を読むことが望ましい。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
学期末レポート課題80パーセント、授業への参加度(積極的な質問による貢献など)20%で評価する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
各回の講義内容に対する質問を歓迎する。原則としてすべての質問に学修支援システムを通じて回答する。詳細は開講時に指示する。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
授業内で適宜プリントを配布する
参考文献・推薦図書
・日本文化論の系譜—『武士道』から『「甘え」の構造』まで/大久保 喬樹/中央公論新社/9784121016966
・外国人が見た日本—「誤解」と「再発見」の観光150年史/内田宗治/中央公論新社/9784121025111
・「日本人論」再考/船曳 建夫/講談社/9784062919906
その他の文献については、授業内で指示する。
研究室
東金キャンパスH412
オフィスアワー
授業開講時に指示する。事前に質問がある場合は、メールなどで問い合わせること。
科目ナンバリング
学位授与方針との関連
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