シラバス情報

授業科目名
日本民俗学
学年
1年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
森 雅雄
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
柳田国男が構築した日本民俗学の基本的な成果と彼の思想を学ぶことによって、日本の文化と社会について基本的な知識を身に付け、適切に理解することができる。
また、必要な情報を適切な方法で収集し、クリティカルな態度をもって、分析・活用することができる。
授業紹介動画:
Webex ミーティングの録画: 日本民俗学-20220314 0143-1
パスワード: eN4dEEzc
録画のリンク: https://jiu.webex.com/jiu/ldr.php?RCID=444aff210fdeedebf143c52bf03a27b3
授業の概要
日本民俗学は、普通の人々の身近で日常的な生活の中に反復しているものを対象化することである。日本の生活文化は、高度成長期の1960年代以降、大いに変貌を遂げたが、変わらぬものもあるし、何より日常的な生活に注がれる視線はなお有効なものである。本授業では、日本民俗学の成果、およびその目的と思想についても講義する。講義では最初に、事後学習も含めた前回授業の内容の復習テストを行う。事前学習を前提に講義を行い、講義の前半は、事前学習の成果を口頭確認しながら講義をする。事前学習は教科書などを使用して行う。後半は、分析能力を口頭確認しながら講義をする。講義は、参考文献・推薦図書で挙げた図書を参考にしているので、事後学習の際、これらの図書を参照すると効果的である。

授業計画
1回
旅と文学と民俗学。その理解。
事前学習
教科書の4頁〜41頁までをよく読む。教科書やネットなどを利用し、1909年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

2回
山人論。その理解。
事前学習
教科書の40頁〜48頁までをよく読む。教科書やネットなどを利用し、1906〜19109年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

3回
漂泊の民と差別論。その理解。
事前学習
教科書の72頁〜75頁までをよく読む。教科書やネットなどを利用し、1893〜1913年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)、および日本国憲法20条をノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

4回
内郷村調査・国際連盟委任統治委員とリベラリズム。その理解。
事前学習
教科書の65、70、71、77頁をよく読む。新渡戸稲造とマリノフスキーについて調べておく。教科書やネットなどを利用し、1918〜1923年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

5回
東北・中部・南島の旅。その理解。
事前学習
教科書の「民俗学を拓く」の章をよく読む。教科書やネットなどを利用し、1920〜1921年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

6回
民俗学研究法とサイエンス。その理解。
事前学習
教科書の76、78〜83頁までをよく読む。教科書やネットなどを利用し、1925〜1935年までの柳田の年譜(学歴・職歴・旅行・研究組織・講演会・著書など)をノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

7回目
婚姻。その理解。
事前学習
夫婦別姓の論点について調べて、ノートなどにまとめておく。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

8回
霊魂観と保守主義。その理解。
事前学習
教科書の84〜85頁までをよく読む。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

9回
祭りとムラ社会。その理解。
事前学習
高校の歴史教科書などで、惣村について調べて、ノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

10回
昔話。その理解。
事前学習
蛇の聟入りの話について、三輪山説話と水乞型の粗筋を調べて、ノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

11回
世相史。その理解。
事前学習
教科書の77頁をよく読む。高校の歴史教科書などで、高度成長期の歴史について調べて、ノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

12回
戦後の柳田と民主主義。その理解。
事前学習
教科書の86〜96頁をよく読む。日本国憲法前文、12条、15条、51条をよく読み、ノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

13回
柳田以後と落日の民俗学。その理解。
事前学習
都市伝説について調べて、ノートなどにまとめておく。2時間。
事後学習
学習したことをノートに整理する。2時間。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
毎回行う復習テスト:50%
毎回の授業に対する取り組み(毎回の授業での口頭確認):50%
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
復習テストに対するフィードバックはmanabaにて行う。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
新潮日本文学アルバム柳田国男
新潮社
978-4-10-620605-4
参考文献・推薦図書
第2回 「遠野物語」(定本・全集のほか岩波文庫・角川文庫にもある)
第3回 「巫女考」
第4回 『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』(井上達夫、毎日新聞出版、2015)
第5回 「雪国の春」(角川文庫にもある)、「海南小記」(岩波文庫・角川文庫にもある)
第6回 『現代科学論の名著』(村上陽一郎編、中公新書、1989)、「郷土生活の研究法」
第7回 「聟入考」(岩波文庫にもあり)、
第8回 「葬制の沿革について」、「先祖の話」(角川文庫にもあり)
第9回 『伝説』(岩波新書、1940)、「桃太郎の誕生」(角川文庫にもあり)
第10回 「日本の祭り」(角川文庫にもあり)
第11回 『昭和史世相篇』(色川大吉、小学館ライブラリー、1994)
第12回 『海上の道』(岩波文庫にもあり)、『事大主義』(室井康成、中公新書、2019)
第13回 『みんなの民俗学』(島村恭則、平凡社新書、2020)

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