シラバス情報

授業科目名
多文化社会論
学年
3年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
柴 理子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
グローバル化が進行する今日、地球上のほとんどすべての社会が多文化社会へと向かっていると言っても過言ではない。この授業では、多様な民族が混住する中欧およびバルカンの経験を軸として、日本を含む他の国や諸地域と比較しながら、多文化社会における人々の共生を実現するためには何が必要かを歴史的視点から考える。多文化社会に生きる人間としての視点と態度を養うことが目的である。
授業の概要
ネイション、ナショナリティ、エスニシティ、アイデンティティ、多文化主義といった、多文化社会を考えるうえで不可欠な用語や概念を理解したうえで、近代以降、今日まで続く国民国家形成への志向がどのような問題を生み出してきたかを検討し、その解決には何が必要かを共に考える。
日本人にはあまり馴染みのない地域についての抽象的な議論を含むが、ビジュアル教材などの活用により、受講者の理解を助けるようにしたい。

授業計画
1回
第1回 多文化社会を理解するための基本用語と基本概念
多文化社会とはどのような社会なのか、その概念や定義を学ぶ。ネイション、ナショナリティ、エスニシティ、アイデンティティなど、多文化社会を知るうえで不可欠な基本用語を理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

2回
第2回 多文化社会の作られかた(1)〜中欧・バルカンの近代
中欧・バルカンの多文化的状況がどのように生み出されたのか、西欧とどこが違うのかを歴史的視点から理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

3回
第3回 多文化社会の作られかた(2)〜中欧・バルカンの現代
第1次世界大戦後に独立した中欧・バルカンの多民族国家について学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

4回
第4回 多文化社会の作られかた(3)〜アメリカの人口構成の歴史的変遷
アメリカの多文化社会がどのように成立したか、ヨーロッパとはどう違うかを理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

5回
第5回 多文化社会の作られかた(4)〜アメリカの国民統合の理念と現実
多様なエスニック・グループからなる人々を「アメリカ人」という一つの国民にまとめるため、アメリカ合衆国においてその理念や方法に関するどのような試行錯誤が行われたかを学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

6回
第6回 多文化社会の作られかた(5)〜ラテン・アメリカ(2) 国と人々と文化
ラテン・アメリカの多文化社会は歴史的にどのように形成されたかを学び、ヨーロッパやアメリカ合衆国との違いが生まれた要因を理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

7回目
第7回 多文化社会の作られかた(6) ラテン・アメリカ(2) キューバの例
ラテン・アメリカの多文化社会の例としてキューバの歴史と現状を学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

8回
第8回 国民国家の形成とマイノリティ(1)〜フランス(1) 国民国家の形成
フランスにおける国民国家の形成過程を学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

9回
第9回 国民国家の形成とマイノリティ(1)〜フランス(2)  国民国家の拡大
植民地の獲得による国民国家の拡大とそれが生み出した諸問題をフランスの例から学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

10回
第10回 国民国家の形成とマイノリティ(2)〜日本(1) 国民国家の形成
日本における国民国家の形成過程をフランスの場合と比較しながら理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

11回
第11回 国民国家の形成とマイノリティ(3)〜日本(2) 国民国家の拡大
植民地の獲得による国民国家の拡大とそれが生み出した問題を、フランスとの比較において理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

12回
第12回 多文化社会の現状と問題点(1)〜フランス
多文化化が進む現代フランスの動向を学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

13回
第13回 多文化社会の現状と問題点(2)〜日本
多文化化が進む現代日本の動向を学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定について確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題を課す。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
次の二つを総合的に評価する。
(1)毎回の授業に関する課題または小テスト:50%
(2)期末レポート:50%

(1)の課題または小テストは、毎回の授業後に公開する。提出はLMSを利用する。
(2)のレポート提出はLMSを利用する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
○毎回の授業の課題または小テストついては、原則として次の授業内で解説する。小テストの点数はLMSにより各自で把握できるので、理解不足の個所を重点的に復習すること。
○提出されたレポート課題(期末)については、LMSを通じてコメントする。
○教員への質問は、LMSの掲示板機能を活用すること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
原則として毎回、プリントを配布する。
原則として授業の前日までに公開するので、各自ダウンロードしておくこと。
参考文献・推薦図書
毎回の授業テーマに関する参考文献・推薦図書をその都度紹介する。
研究室
東金キャンパス A棟3階 A314
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学位授与方針との関連
関連ページ
https://youtu.be/hYYOJ-5ab0g