シラバス情報

授業科目名
日本とヨーロッパ
学年
2年
単位数
2.00単位
実務経験の有無
〇(実務経験有)
開講クォーター
セメスタ指定なし
担当教員
柴 理子
授業形態
授業で主に使用する言語
日本語
授業方法区分
開講キャンパス
東金キャンパス
授業の到達目標及びテーマ
ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーを中心とする中欧と日本がどのように交流してきたのか、その歴史と現状を学ぶ。西欧とロシアの狭間に位置する中欧に視点を据えることで、日本と西欧、日本とロシアの関係の新たな一面にも光をあててみたい。ヨーロッパ=西欧となりがちな歴史のとらえ方を相対化し、ヨーロッパに対する偏りのない視点を身につけることが目標である。
授業の概要
19世紀後半以降の日本と中欧それぞれの出来事をおさえながら、19〜20世紀を中心とする日本・中欧間の交流を世界史の大きな流れの中でとらえていく。また、中欧に隣接し多くの歴史的共通点をもつバルカン地域についても随時言及する。

授業計画
1回
第1回 中欧4か国と周辺諸国の現状
本学と関係の深いポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの中欧4か国とその周辺諸国の現状と基本事項について理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。配布プリントの指定個所に必要事項を記入する。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

2回
第2回 中欧とは?
中欧という概念は、時代によって、あるいは使い手によって様々に変遷を重ねてきた。主な「中欧」概念について学ぶ。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

3回
第3回 日本と中欧の出会い
地理的に遠い日本と中欧がお互いの存在を知ることになった要因を理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

4回
第4回 19世紀における日本と中欧の交流(1) 近代日本の幕開けと中欧
13世紀の情報伝達の後、組織的な交流のなかった日本と中欧が19世紀後半に交錯した要因を理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

5回
第5回 19世紀における日本と中欧の交流(2) ボヘミアと日本
19世紀末に始まる、建築を中心とした日本とチェコ(ボヘミア)の交流について知る。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

6回
第6回 19世紀における日本と中欧の交流(3) 中欧を訪れた3人の日本女性
19世紀末〜20世紀初めに中欧に渡り、確かな足跡を残した3人の日本女性について知る。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

7回目
第7回 19世紀における日本と中欧の交流(4) ジャポニスムとは?
19世紀末〜20世紀初めにかけて欧米を席巻したジャポニスムの全体像を把握する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

8回
第8回 19世紀における日本と中欧の交流(5) 中欧におけるジャポニスムの展開 
中欧におけるジャポニスムの展開とその影響を理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

9回
第9回 戦争捕虜の日本滞在とその遺産(1) 日露戦争期
日露戦争中に日本の捕虜となって来日したロシア軍将兵(中欧出身者を含む)の滞日経験と後世への影響について知る。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

10回
第10回 第1次世界大戦と日本・中欧関係
第1次世界大戦によってもたらされた日本と中欧の接点とはどのようなものであったかを理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

11回
第11回 戦争捕虜の日本滞在とその遺産(2) 第1次世界大戦期 
第1次世界大戦で日本の捕虜となって来日した中欧の将兵の滞日経験と後世への影響について知る。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

12回
第12回 ロシア革命が日本・中欧関係に与えた影響
1917年のロシア革命とその後の混乱を契機とする日本と中欧の交流を知る。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

13回
第13回 メディアの中の「中欧」
幕末明治の新聞報道が作り上げた中欧イメージとその問題点を理解する。
事前学習
[2h]事前に授業の予定を確認し、配布プリントをよく読んで、わからない用語などがあれば調べておく。
事後学習
[2h]授業で学んだ内容に関する課題または小テストを課す。

14回
事前学習
事後学習

15回
事前学習
事後学習

16回
事前学習
事後学習

17回
事前学習
事後学習

18回
事前学習
事後学習

19回
事前学習
事後学習

20回
事前学習
事後学習

21回
事前学習
事後学習

22回
事前学習
事後学習

23回目
事前学習
事後学習

24回
事前学習
事後学習

25回
事前学習
事後学習

26回
事前学習
事後学習

試験及び成績評価
次の二つを総合的に評価する。
(1)毎回の授業に関する課題または小テスト:50%
(2)期末レポート:50%

(1)の課題または小テストは、毎回の授業後に公開する。提出はLMSを利用する。
(2)のレポート提出はLMSを利用する。
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック
○毎回の授業の課題または小テストついては、原則として次の授業内で解説する。小テストの点数はLMSにより各自で把握できるので、理解不足の個所を重点的に復習すること。
○提出されたレポート課題(期末)については、LMSを通じてコメントする。
○教員への質問は、LMSの掲示板機能を活用すること。
講義で使用するテキスト(書名・著者・出版社・ISBN・備考)
原則として毎回、授業内容をまとめたプリントを事前に配布し、教材として使用する。
原則として授業の前日までに公開するので、各自ダウンロードしておくこと。
参考文献・推薦図書
毎回の授業テーマに関する参考文献・推薦図書をその都度紹介する。
研究室
東金キャンパス A棟3階 A314
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科目ナンバリング
学位授与方針との関連
関連ページ
https://youtu.be/FXQrmtgJREo